蛇口とかシンクとか金属部分に白く残った水垢ってうろこ状にガピガピして汚く見えるから嫌ですよね。
でも普通のスポンジで一生懸命擦ったって全然落ちません。
大抵の布製品の汚れならオキシクリーンで一発解決って感じですけど、オキシクリーンは金属類には使えませんしね。
うちには食器乾燥機と言いながらただの食器の自然乾燥場所として使われているものがあるんですが、食器から滴る水を集めるステンレスのトレーの部分、ここが水垢汚れで超汚いのが前々から気になってました。
今回はこの汚れを落としてみることにしました。
食器乾燥機トレー(ステンレス)の水垢の落とし方
食器乾燥機を購入したのは約3年前。
スポンジでササッと洗うことはあってもピカピカになるまで洗ったことはなかったため、水垢が白く固まりまくって超頑固な汚れになっていました。
1つの方法で一発で解決とはいきませんでしたので、順番にやってみた方法と効果的だった方法を紹介します。
クエン酸で水垢落とし
水垢はアルカリ性の汚れであるためお酢やクエン酸など酸性のものを使って掃除をするとよく汚れが落ちると聞きます。
ということで、まずはクエン酸を汚れに吹き付けて落としてみることにしました。
使用材料
- クエン酸
- 100均の多目的クレンザー
手順1100均で旅行グッズなどのところに売っている小さいスプレーボトルにクエン酸と水を入れ、振って混ぜます。クエン酸は結構簡単に水に溶けます。
手順2ステンレストレーに惜しみなく大量に吹き付けたらしばらく放置します。クエン酸は大量にあるので、頑固そうな部分にはクエン酸を追加で振りかけてやりました。
手順330~60分程放置したのち、汚れを落とします。
ある程度研磨できるもので擦った方がいいだろうと思い、100均の多目的クレンザーとキラリクリーンクロス(ピカっと輝くシート類似品)を使用して磨きました。
本家のピカっと輝くシートは研磨剤とマイクロファイバーによって、シンクなどのステンレスも相手を傷つけることなく汚れを落とすことができるシートです。研磨剤入りの強力なタイプと研磨剤の入っていないタイプ、広範囲用に厚手シートのタイプが販売されています。
100均のキラリクリーンクロスは研磨剤が含まれていないタイプの類似品になります。このままでは磨く力が弱いため、多目的クレンザーと一緒に使うことで本家の研磨剤入りと同様ゴリゴリと水垢を磨くことができるようになります。
ただし、これらを使って磨いた結果は見てのとおりで、薄い水垢なら落ちるようですが塊となった頑固な水垢には到底太刀打ちできそうにありません。
重曹で水垢落とし
水垢の主な成分は水の中の炭酸カルシウム(石灰)で、石灰は酸に溶ける性質があるため酸性のお酢やクエン酸で汚れが落ちるとのこと。でも水の中のマグネシウムと石鹸が化合したものは酸性の性質を持ち、掃除をするならアルカリ性の重曹などで落とす必要があるんだとか。
素人ではどっちがどっちかわからないため、クエン酸のときと同じように重曹でもやってみることにしました。
が、結論を言うと今回の水垢は一般的な石灰である可能性が高く、大して汚れは落ちませんでした。自分のケースの場合、水垢が頑固すぎるだけで汚れを攻略するためにはクエン酸を使っていけばよさそうということですね。
もし多目的クレンザーのように研磨剤がないという人は研磨剤代わりに重曹を使うというのもありだと思います。ただし、そのときは磨く直前に重曹を入れないと、クエン酸と中和されて浸け置きしても水垢を溶かす効果が無くなってしまいます。
また、クエン酸と重曹を合わせるとシュワシュワと泡が発生しますが、普通の炭酸が発生しているだけなので心配する必要はありません。
クエン酸+うろこ取りスポンジで水垢取り
今度こそピカピカにしてやろうと思い、未だに塊が残っている部分にキッチンペーパーを被せ、クエン酸スプレー&クエン酸顆粒を振りかけて放置します。
前回は浸透させる時間が足りなかったとみて、今回は約3時間程付けておきました。より長く付ける人は蒸発しないようにキッチンペーパーの上からラップまで被せておいた方が良いかもしれません。
付け置きが終わりキッチンペーパーをめくってみると先ほどよりは汚れの角が取れ成分がしみ込んでいる感じ。これはいけそうです。
先程は多目的クレンザーで擦っていきましたが、今度はより強力な鏡などの鱗汚れ取りスポンジを使いました。
うろこ取りスポンジはダイヤモンドパッドなどの名称でも販売されており、硬い物質であるダイヤモンドのカスが入っているので研磨力が非常に高い商品です。
我が家には1,000円くらいのものと100均で買ったもの、2種類つのうろこ取りスポンジがありましたが100均のものは目が詰まる、削る成分が少ない、剥げる、どれが原因は分かりませんが、擦り始めて間もなくキュッキュッと音を立てるだけで磨けなくなりました。
高い方はさすがというかゴリゴリ削れていきます。むしろ削れ過ぎて、ステンレスの削れカスが黒く浮いてきます。薄く傷のようなものが見えますが、最終的には磨く方向を縦方向と横方向に揃えて優しく磨いていけばピカピカに仕上がります。
水垢取り前と水垢取り後の比較
難儀させられた食器乾燥機トレーの水垢掃除。
半日以上かけてやったかいあってビフォーアフターはこのようになりました。
トレーの内側の汚ればかり気にして縁部分の磨き残しが目立つ私クオリティーですが、水垢まみれで白く汚れていた食器乾燥機のトレーが鏡のように反射して映るくらいきれいになりました。
さいごに
今回は簡単に落ちない頑固な水垢汚れに挑戦しましたが、結果的には次のやり方が一番効果的だったのかなと思います。
- クエン酸水に長時間浸す(汚れによっては半日以上キッチンペーパーやラップでパックする)
- 水垢がある程度溶けたら鏡用のうろこ取りスポンジで研磨する
この食器乾燥機は新婚生活を始めるために買った家電の一つです。今年で結婚3周年を迎え、あっという間だったなと思いつつも、今回の頑固な水垢汚れと戦っていて結構な年月経つんだなって感じました。
夫婦生活は良好なつもりですが、自分で気づかない所に頑固なわだかまりができていないか、たまには振り返ってメンテナンスしておかないと後で苦労しそうですね。
こわやこわや。
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