朝からトイレに行こうと思ったら電気が点かない!
うちのアパートのトイレには窓がないので、かなり暗いんです。
キッチンの蛍光灯が1本切れたくらいなら急ぎませんが、閉所で電球がないのは大問題です。
すぐに買いに行かないといけないけど、電球っていろいろ種類がありますがどこを見れば対応している電球を選べるんでしょうね?
失敗しないために電球の選び方について勉強してみました。
白熱電球の選びで確認すること
電球の種類
電球には次のような種類・特徴があります。
- 白熱電球
- 昔からある一般的に電球と言って思い浮かべる黄色い光のもの。
- 電球型蛍光灯
- U字やソフトクリームのような形の管が付いている白色の光のもの。
- 消費電力が白熱電球の1/4程度
- 寿命は3~6倍程度
- 発光面積が広く、平面的な光で影ができにくい
- LED電球
- 発光ダイオード
- 消費電力が白熱電球の1/5程度
- 寿命は40倍程度(小型電球の場合は20倍程度)
- 光の放射角が狭く、直下を照らすことに優れる
- 白熱電球・電球型蛍光灯に比べ重量が重い
- 熱に弱い
- 電球の価格が高い
今付けている電球が白熱電球でも、ほとんどの場合電球式蛍光灯やLEDへ取り替えることができます。
ただし、条件がいくつかあるため種類を変える場合には確認が必要です。
今回は同じ白熱電球に取り換えるものとして説明をしていきます。
白熱電球の種類(形状・特性)
白熱電球は以下のような種類があります。
- ホワイト(シリカ)電球・・・一般的な電球
- クリア電球・・・透明な電球
- ボール電球・・・まん丸の球形電球
- レフ電球・・・電球内部の反射鏡により光をあつめ、指向性を持たせてある
- ビーム電球・・・電球内部の反射鏡と前面のガラスレンズによりレフ電球以上に光を集め、スポット・投光器に使われる
- ハロゲン電球・・・ハロゲンガスが入っており明るく長寿命
- クリプトン電球・・・クリプトンガスが入っており長寿命
- シャンデリア電球・・・しずく形の電球
一般的な電球であるシリカ電球やクリア電球は100均にも置いてあります。
特別な演出を考えていなければ、これで問題ないと思います。
電球の光の色
電球の光の色にも昼光色・昼白色 ・電球色と種類があります。
- 昼光色
- 青みが買った白色の光
- 頭をスッキリさせて集中したい、部屋に清潔感を出したいときにおすすめ
- 昼白色
- 白色の光
- リラックスシーンを除き、どこにでも使えるので昼光色と好みで使い分ければOK
- 電球色
- 黄色味がかった普通の電球色
- リラックスしたい空間や食事のおいしく見せる効果があるのでダイニングなどにもおすすめです。
他にも電球の表面を着色したカラー電球もあります。
電球の取替は簡単なので、雰囲気を変えられるように持っておくのもいいかもしれません。
口金(くちがね)のサイズ
電球の口金とは電球の根元の銀色の部分のことです。ネジ状になっていてソケットに差し込むことで固定ができ、金属製なのでここを電気が伝わり電球が光ります。
この寸法を間違うと電球がソケットに入らず、サイズを変換するアダプターなどが別途必要になります。
口金のサイズは『E〇〇』と表記されており、直径〇〇mm(ミリメートル)という意味です。
我が家のトイレについては、E26(直径26mm)でした。一般的なアパートなどの廊下・トイレ・風呂の電球はE26のものが多いと思います。
その他の規格と主な使われ方については下表にまとめましたので、参考にしてみてください。
口金のサイズ | 使用機器・用途 |
---|---|
E39 | 投光器など(店の看板を照らすように付けられているものなど) |
E26 | 一般的な電球 |
E17 | 小型照明(テーブルランプなど) |
E14 | シャンデリアなどに使われるヨーロッパ規格 |
E12 | ナツメ球(蛍光灯の紐を引っ張って最後に光るオレンジなどの電球) |
E10 | 懐中電灯用 |
電球カバーの大きさ
電球は丸裸ではなく周りにカバーが付いていることがあります。
電球の形やサイズを変えたらカバーが入らなかった・・・
なんてことのないように電球と電球カバーのゆとりを確認しておきましょう。
ソケット差込口の方向と電球の形
たいていのソケットは天井に向かって真っすぐ差込み口が付いていると思います。
しかし、照明器具によっては、横向きや斜め向きのソケットがあります。
電球カバーのサイズ同様に、電球のサイズが変わった場合差し込めなくならないように確認しておきましょう。
照明器具の消費電力
電球だけではなく照明器具(電球を差し込むソケット)も確認が必要になります。
ソケットの周囲にシールが貼ってあると思いますのでそちらを確認しましょう。
ソケットに『100V 40W』と書いてありますが、100V(ボルト)は定格電圧、40W(ワット)は定格消費電力を表示しています。
日本の通常のコンセントは100Vの電圧です。日本で使うために作られた製品は、基本的に100V用に作られているので特に気にする必要はないでしょう。
※オール電化住宅などでは、IHや給湯器用に200Vのコンセントが付いていたりしますがコンセントの差込み口の形状が異なります。
消費電力については『パワー』のようなもので、ソケットの消費電力はどの程度のパワーの電球まで取り付け可能かを表しており、白熱電球側の消費電力は数字が大きいもののほうがより明るく・より熱が発生します。
ここで気になるのは照明器具の容量より大きいまたは小さい消費電力電球をつけたらどうなるかということ。
もし定格消費電力が40Wのソケットに対して消費電力90Wの電球を付けた場合、ソケットの方が無理をして高温になります。
そうするとソケット側の劣化が早くなったり、場合によっては熱により発火する恐れがあり大変危険です。電球を選ぶときは、照明器具(ソケット)の定格消費電力以下の電球を選ぶようにしましょう。
反対に60Wのソケットに対して40Wの電球をつけた場合は、ソケットには余裕があるので発火の恐れなどはありません。
しかし、電球は40Wのパワーしか持っていないので、60Wの電球をつけたときに比べ暗くなってしまいます。
ただし、消費電力は20W少なくなっているので、その分省エネ効果はあります。
やや暗くても良いという場所は、W数が少ないものをつけてもよいと思いますが、明るさが必要なところでは避けた方がよさそうです。
電球の明るさ・消費電力
新しい電球の消費電力(ワット数)は、取り付ける照明器具の定格消費電力以下の電球を選びましょう。
普通は照明器具に適した電球が付けられているはずなので、今付いている電球を確認してみましょう。
ここで実際に電球を見てみると、消費電力のW(ワット)が付いている数字が2つ載っていることがあります。
〇〇Wと〇〇W型と書いてあると思いますが、2つは別々の意味を表しています。
- 〇〇W ⇒消費電力
- 〇〇W型 ⇒明るさ(40Wの白熱電球相当の明るさ)
この電球の場合、明るさは40W相当あるけれど、若干省エネの作りになっているため消費電力は36Wで済みますよということです。
従って、消費電力(36W)が照明器具(ソケット)の容量以下になるよう確認すれば大丈夫ということです。といっても白熱電球の場合は明るさを示すW型の数字から省エネされる量は10%程度と小さく、2つの数字がかけ離れることはないため、間違えることはないと思います。
さいごに
我が家の安全・快適なトイレライフはダイソーの電球によりすぐに取り戻すことができました。
白熱電球は年々生産されなくなっており、電球型蛍光灯やLED電球に検討する人も多くなっていると思います。
持ち家の方はLEDで長寿命化することでメリットは大きいかもしれませんが、賃貸暮らしで引っ越しがある人のトイレの電球などは点灯時間も短くランニングコストの恩恵もあまり受けられないのでまだまだ白熱電球でよいと思います。
今回は白熱電球の取替えについていろいろ調べてみましたが、今度は電球の種類を変える場合について調べてみたいと思います。
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