みなさんは掃除機の掃除ってやっていますか?
私は2年間ダイソンを愛用していますが、本体のメンテナンスはフィルターとか簡単な部分の清掃してなかったんですね。
でも臭いが気になったので、先日初めてダイソン本体を分解掃除したときはあまりの汚さにびっくりしました。
日頃のお手入れって大事だなと思ったので、普段からやっておきたいダイソンのヘッド部分の掃除方法について紹介したいと思います。
ダイソン ヘッドの分解掃除方法
ダイソンのヘッドには布団ツールやソフトブラシなど多くの種類のアタッチメントがありますが、主なヘッドはモーターヘッド(ダイレクトドライブクリーナーヘッド)とソフトローラークリーナーヘッドの2種類になります。
ダイソンV10アブソリュートプロは2種類とも付いていますが、それ以外は「ダイソンV〇」に続く名前がmorterhead(モータヘッド)かfluffy(フラフィ)かでヘッドの種類が異なります。
私が持っているのはダイソンV6fluffy+(フラフィプラス)なので、主として使うソフトローラークリーナーヘッドと付属のミニモーターヘッドについて、日常のお手入れや、分解して掃除する方法をご紹介します。
メーカー公式のヘッドのお手入れ・掃除方法
まずはメーカーの取扱説明書に記載されているヘッドのお手入れ方法を紹介します。
ソフトローラークリーナーヘッドには大小2本のローラーが使われていますが、これを取り外して掃除することができます。
作業に当たっては1円玉などのコイン1枚が必要です。
手順 1 ヘッド裏側のネジを回し、ロックを解除する。
ヘッド裏側のネジをコインを使って左回り(反時計回り)に約90度回転させ、ヘッド横のキャップのロックを解除します。
手順2 ヘッド横のキャップを起こしてロックを解除する。
ヘッド横のキャップを起こしてロックを解除すると、太いローラーがスライドして取り外せるようになります。
手順3 大・小のソフトローラーブラシを取り外す。
大きいソフトローラーブラシはスライドして取り外し、キャップを取り外す(キャップは水洗い禁止)。小さいソフトローラーブラシは持ち上げて取り外す。
手順4 大・小のソフトローラーブラシを水洗いし、乾燥させる。
大・小のソフトローラーブラシを水洗いし(お湯・洗剤は使用しない)、24時間以上風通しの良いところに干して完全に乾燥させます。
ブラシ(大)を干すときは、穴の開いた方を下向きにして干します。
手順5 ソフトローラーブラシが完全に乾いたら逆の手順で取り付ける。
ソフトローラーブラシは小銭1枚あれば取り外せるので、誰でも簡単にお手入れすることができます。
ダイソンが一般的な掃除機と違って優れてる点は、このソフトローラークリーナーヘッドの存在が大きいと思います。
掃除機の吸引力がどれだけすごくても湿気を帯びて床にくっついた埃はなかなか取れませんけど、ヘッドのローラーが回転することで微細な汚れまで取ってくれますし、柔らかい素材で床面を傷つけないので、フローリングや畳などどこでも使えて便利です。
ただし、ヘッドのローラーが汚れていると汚れをなすりつけることもあるため、月1回本体のフィルターを掃除するタイミングで、ヘッドも一緒に水洗いしてお手入れしてあげましょう。
ソフトローラークリーナーヘッドの分解・掃除方法
ヘッドのローラー部分を丸ごと取り外して洗えるならそれだけで十分な気もしますが、ダイソンのソフトローラークリーナーヘッドを長い間使っているとゴミが溜まって気になる部分があるんです。
大・小2つのソフトローラーブラシの間にある空間にわた埃がめちゃくちゃ溜まっているのが見えてるんですけど、先に説明したメーカーの取扱説明書のお手入れ方法では、ここを掃除することはできません。
メーカー側の見解としては、ここに埃が溜まっても吸引力など性能に影響はないらしいですけど、ダニなど微生物の温床になったり、悪臭の原因になったら嫌なので何とか取り除きたいですよね。
そこで、ヘッド部分を分解してこの埃が溜まった所を掃除してみたいと思います。
ヘッドの分解を行うには、ダイソン本体の分解にも使用したトルクスドライバー(T8サイズ)とプラスドライバーが必要です。
ダイソン本体の分解も検討している人には必要なものが全て入ったこのドライバーセットがおすすめです。
手順1 メーカー公式の手順3までを行いローラーを取り外す
前述のメーカー公式の手順によって大・小2つのソフトローラーブラシを取り外します。
手順2 ヘッド裏面と両側面のネジを取り外す。
ヘッド裏面のグレーのパーツは計7本のネジで止められています。これをトルクスドライバーとプラスドライバーで外し、分解していきます。
- ヘッド裏面:トルクスネジ4本
- ヘッド側面(キャップを外した側):トルクスネジ1本
- ヘッド側面(ローラー軸側):トルクスネジ1本、プラスネジ1本
ヘッド裏面のネジ4本をトルクスドライバーで外します。
ヘッド側面(キャップを外した側)のネジを外す。
ヘッド側面(ローラー軸側)のネジを外す。
手順3 ヘッドの裏面と側面のパーツを分解して内部を清掃する
手順2まで行うと裏面と側面にあるグレーのパーツが外せるようになるため、分解してヘッド本体を清掃していきます。
ヘッド本体にはモーターへの電源ケーブルが配線してあるため、傷つけたり水に濡らしたりしないよう注意してブラシなどで掃除します。
ご覧のとおり、表から見えていたわた埃を取り除くことが可能です。
ローラーの軸部分には潤滑用のグリスが塗られている部分もあるので、ゴミや埃が付着しないように注意しましょう。
以上がダイソンのソフトローラークリーナーヘッドの分解・掃除方法になります。
私と同じようにヘッドの隙間にある埃が気になった方はぜひ分解して掃除してみてください。
ミニモーターヘッドのお手入れ方法と分解掃除の必要性
ダイソンのモーターヘッド以外(フラフィなど)の製品にはミニモーターヘッドのアタッチメントが付いています。
ミニモーターヘッドのブラシはかき出す能力が強いので、フローリングなどに使うと傷をつける可能性がありますが、ベッドや布団など生地に入り込んだゴミを取り除くのに適したブラシです。
毛足が長いカーペットは毛が絡んで使えませんが、短いカーペットであれば髪の毛なども取り除けて非常に便利です。でも、取り除いた髪の毛がどんどんブラシに絡まってきます。
これを掃除するお手入れ方法が取扱説明書のほうに載っています。
ミニモーターヘッドのお手入れ
ミニモーターヘッドを掃除するのはとても簡単です。
側面にあるロックをコインで外します。
するとローラーブラシを引き抜くことができるので、絡んだものを取り除き掃除します。
ここまでは取扱説明書に載っている異物を取り除く方法ですが、ソフトローラークリーナーヘッドのようにさらに分解して掃除をする必要があるのでしょうか。
少しだけバラしてみたいと思います。
ミニモーターヘッドの分解
ミニモーターヘッドは、側面のトルクスネジ2本を外すと駆動側のカバーを外すことができます。
外した状況がこちらになります。
モーターと回転を伝えるギアやベルトが見えますが、思ったほど汚れていません。
ブラシ側を見てみると塵が入りにくい構造になっているようです。
ダイソンのミニモーターヘッドは簡単に分解できますが、主として使うブラシではないのと、構造上ゴミがカバー内にあまり入らないようなので、分解して中まで掃除する必要は無さそうです。
ブラシに絡んだゴミが気になった時にブラシだけ外して掃除をするようにしましょう。
さいごに
ダイソンV6、V7、V8はモーターの回転数や駆動時間などが少しだけ改良されたりしてきましたが、最新のダイソンV10になってサイクロン部分の形が大きく変わっています。
サイクロン部分の分解方法は、本サイトで紹介したものと変化しているかもしれませんが、ソフトローラークリーナーヘッドは引き続き同じものが使用されていますので、最新のダイソンV10を購入された方も参考にしてみてください。
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