大人になると仕事が忙しくて掃除がなおざりになっていたりしませんか?
特にコンロ周りの油汚れは調理の度に汚れてしまいますし、掃除も大変。「明日やろう」「週末やろう」と掃除のタイミングを延ばせば延ばすほど油汚れは強烈にこびりついてしまい、かえって掃除が大変になってしまいます。
コンロ周りが油にまみれてから『油汚れが簡単に落ちる方法』を探して試してみるのも良いと思いますけど、できれば油汚れが余り付かないように工夫できるならそちらの方が掃除の手間が省けてよいですよね。
ということで、今日はキッチンのコンロ周りの掃除が楽になる油汚れ対策についてご紹介します。
油はね対策 コンロ周り
油汚れを防ぐためには、当然鍋に近い位置でガードする方が油はねの範囲を狭めることができます。
油はねガードネット
揚げ物や油を多めに使うソテー調理のときは結構油がはねますよね。
そこでおすすめなのはこのメッシュ状の油はねガードネット。
油はねガードネットは鍋やフライパンに蓋のようにかぶせて使用します。
細かいメッシュ構造なのではねた油をキャッチしてコンロ周りへの油はねをを防いでくれますし、鍋の中の様子も見えるので調理にも支障がありません。
片手でサッと扱えるので、肉を投入すると同時に被せるようにすれば手元へ油がはねて火傷をするリスクも減らせます。
うちでは私が脂身が余り得意ではないのと、経済的観点から鶏肉を買ってきて唐揚げやチキンソテーにすることが結構多いので、唐揚げ用にいいかなと思って油はねガードネットを購入してみました。
でも実際使い始めて思ったのは揚げ物よりソテー系の方が油跳ねが多いですよね。オリーブオイル多めで皮パリパリのチキンソテーを作るとコンロ周りにははねた油の粒がびっしり落ちていましたが、油はねガードネットを使うとメッシュ部分で大分油をカットできているのが見ていて分かります。
鍋に一番近い位置で油はねを防げるので、個人的にかなり効果は高いのかなと思っています。
油はねガードネットの悪い所
油はねガードネットの弱点を挙げるなら、油付きの洗い物が増えるということでしょうか。しかもメッシュなので若干洗いにくいです。
最近はスプレータイプの洗剤もありますんで吹いて置いといたり、お湯使ったりすれば油のヌルヌルは落とせますけどね。ただ食器洗うときに鍋サイズの油まみれの洗い物が1個増えるだけで猛烈に面倒に感じてしまうんですよね。
でも揚げ物ならバットや鍋、ソテーならフライパン、と油まみれの洗い物は既に発生していますし、コンロ周りが油はねで汚れるのと洗い物が1個増えるのを比べると油はねガードネットを使って洗う方がよっぽど楽だと思います。
揚げ物、炒め物でコンロ周りが汚れる人にはおすすめしたいアイテムです。
油はねガード 衝立(ついたて)タイプ
アルミの衝立でコンロ部分をL字形やコの字形に囲んで油はねを防ぐというもので、昔からあるタイプの油はねガードですね。
コンロ周りに飛び散る油は若干量しかカットできませんが、コンロ周りの壁が油で汚れるのをしっかり防いでくれます。設置する場所によってはフライパンからこぼれた食材のとび散り防止にも役立ちます。
油汚れはコンロ周りだけでなく周囲の壁にも飛び散りますが、衝立タイプの油はねガードがあれば壁への油はねをかなり軽減してくれます。
壁は材質によって洗剤を使えない場合もあるので、壁が汚れにくくなるのは十分メリットになると思います。
サイズの小さいものだと100均でも買えますし、広げて置くだけなので設置もとても簡単です。
油はねガードネットの悪い所
こちらの弱点は、まずコンロスペースに圧迫感が生まれます。特に1口コンロだと鍋の周り3面を衝立に囲まれるため、箸で混ぜたりするときに窮屈な気がします。
さらに使いこむにつれて衝立の内側は、はねた油でギトギトに汚れてきますし、そこに手や鍋が触れてしまいそうになるので衛生的に嫌という人もいるかもしれません。
使わないときは折り畳んでコンパクトに収納もできますが、毎回同じ畳み方をしないと外側の面にも油汚れが付着して周囲を汚してしまうため気を付けなければなりません。
基本的には洗って繰り返し使うのではなく汚れが目立ってきたら取り替えるものでしょうから、汚れが気になる人は安いものを購入して短い周期で取り替えるのがいいかもしれません。
汚れ防止用のウォールステッカー
壁の見た目を華やかにしてくれるウォールステッカー。
見た目を変えるのにも使えますが、キッチン周りでは汚れを防ぐためにウォールステッカーを張るのがおすすめです。
うちではレンジ周りの壁にウォールステッカーを張っていますので、普段汚れを落とし切れなくても壁自体はウォールステッカーに守られているので最終的にはきれいなまま退去できるのかなと考えています。
こちらも入居後早いうちから貼っておくと後々楽できそうです。見た目も重要ですけど、キッチンで使うなら防水・防油性のものがよいでしょう。
汚れ防止用のウォールステッカーの悪い所
ウォールステッカーは壁や床のサイズに合わせてカットして使うので、工作が苦手な人には加工・設置が少し面倒かもしれません。
後、私が警戒しているのはたまにはめくるなり取り替えるようにしないと、シールの境のところにきれいな部分と汚れた部分の線ができそうということ。壁の色が変わると全体が汚れているよりかえって目立つので線を消さなくてはなりません。
そうならないようにたまにはめくって確かめるなり、ステッカーを変えて気分もチェンジしてみたいと思います。
キッチン換気扇用の油フィルター
油はハネるだけでなく高温になると気化します。部屋で焼き肉をすると床も壁もヌルヌルするのは、この気化した油が原因です。このため、キッチンで油ものを調理をするときは、調理前から換気扇を回して空気の流れを作っておくと部屋に気化した油が充満しにくく、壁などの汚れを減らすことができます。
ただし換気扇はもろに気化した油を吸うため油でギトギトに。フィルター付きの換気扇ならフィルター部分を簡単に取り外して洗えますけど、フィルターがないタイプだと大変。分解してファン部分を取り外さないと洗えないため、年末の大掃除などでないとなかなか手が付けられません。
だからこそコンロ周りと同じように換気扇部分も油を防いでおくことが大切です。
私の今のアパートは換気扇に目の細かいフィルターはありません。まさに汚れると掃除が大変なやつです。なので最初に引っ越してきたときからキッチン換気扇用の油フィルターを付けています。
最初は効果があるのか半信半疑的な部分もありましたが、しばらく付けているとフィルターが黄色く汚れており、よく見てみるとキャッチした油が水滴に戻ってびっしり付いています。この油を見るとそれなりに効果はあると言えそうですね。
キッチン換気扇用油フィルターの悪い所
キッチンの換気扇用油フィルターは価格も安く取り付けも簡単。これで油もある程度ガードできるのですからほとんど悪い所ありませんし、新しい家に引っ越したら汚れる前に取り付けておいた方が良いアイテムだと思います。
強いて弱点と言うなら最大限パフォーマンスを発揮するものがどれなのか効果が分かりにくい所でしょうか。
キッチンの換気扇用油フィルターは換気扇のタイプに合わせて面積、厚み、留め方(マグネット or 両面テープ)の異なる製品がたくさんあります。
吸入口より大きいサイズを選ぶのは当然ですが、重要なのは生地の厚み。生地が薄すぎるとフィルターとしての性能は低くなり、厚すぎると換気扇の吸い込みが悪くなります。
実際どの程度の厚みなら吸い込みを阻害せず、効率よく油をキャッチできるかは換気扇の吸い込む能力にも左右されるため、実際に試してみるしかありません。
まぁ薄い油フィルターでも何もしないよりはマシでしょうから、薄いものから使ってみて吸い込みが悪くならないか様子を見てみるのが良いかもしれません。
さいごに
油汚れは落とすのにテクニックも必要ですし掃除するのが面倒です。
コンロ周りの台の上だけなら油用マジックリンのようなものを拭いとくだけでも簡単に落とせますけど、壁はクロスを痛めないように洗剤に制限が出たりしますし、換気扇は構造によっては一旦分解も必要になります。
汚れを落とすためのテクニックも重要ですが、油汚れでギトギトにならないように最初で備えをしておくことはもっと重要です。
今回紹介したグッズも最初に用意しておけばそれほどメンテに手間がかかるものでもないので、思い立ったらすぐ対策しておくと年末の大掃除が楽になるでしょう。
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