花粉のシーズンが終わると花見、ゴールデンウィーク、とんで夏休みとアウトドアのシーズンがやってきますね。
福岡市周辺もBBQできる場所はいくつかありますが、大半は春夏シーズンのみで、場所代や駐車場代がかかる場所もあります。
でも室見川河畔公園なら無料でオールシーズンBBQすることが可能です。
花見シーズンになると人が多くなるため、まだ2月ですが気温が高く暖かかったので春を先取りしてBBQをしてきました。
室見川河畔公園について
福岡市内でバーベキューをしようと調べた事がある人なら室見川河畔公園の名前を見掛けたことがあると思います。
ただ注意しないと場所を間違えたりすることもあるため、バーベキューができる場所や予約の方法などを紹介します。
室見川河畔公園でBBQができる場所
室見川は福岡市西区を縦断するように流れており、最終的に北の博多湾に流れ込んでいます。
その室見川の河川敷沿いに整備されているのが室見川河畔公園。
河川両側がウォーキングしたりできるよう整備されているため、自転車、ランナー、犬の散歩をする人が多い場所です。その中で、駐車場付きの公園広場のある場所が3カ所あり、それぞれの次のような名前の広場があります。
- 緑の広場
- 野生の広場
- 冒険広場
この中で火を使えるのは野生の広場がある公園だけ。
住所検索で行く人は間違えないと思いますが、グーグルマップで「室見川河畔公園」と名前検索して表示されるのは緑の広場のある公園で、そちらへ行ってもバーベキューはできません。
住所 | 福岡県福岡市早良区小田部4-14 |
---|---|
電話番号 | 092-843-4366 |
駐車場 | 無料駐車場16台 |
利用時間 (火気使用) |
7月~9月 9:00~19:00 10月~6月 9:00~16:00 |
また、野生の広場の横には河川敷の開けた広場がありバーベキューに向いてそうな雰囲気ですが、あくまで火が使えるのは野生の広場内のみですのでルールを守ってバーベキューを楽しみましょう。
室見川河畔公園でBBQするには予約が必要
先程の案内図にもあるように野生の広場のある公園には管理棟が建っており、そこに管理人がいます。
やはり火を使うのは火災などの危険を伴うため、BBQなど火器類を使用するときは予約が必要になっています。
と言っても予約というには大げさで、簡単な事前連絡という感じ。私が行った時も当日の朝に
「今日昼からBBQしたいんですけどー」
と電話してみたら名前と連絡先を伝え、広場内での火器使用について簡単な説明を受けて終わりです。
この連絡が済んだら後は現場に行ってから受付などをする必要もなく、勝手にBBQして片づけて帰ってOKです。
室見川河畔公園(野生の広場)の設備
規模感的には普通の公園です。
駐車場のすぐ横に野生の広場があり、イス・テーブルは3セット、ベンチも複数あります。
遊具は小さなタイヤブランコ付き滑り台があるだけですので、小さいお子様向けですね。
トイレや自販機付き
木造の小屋がありますがこれがトイレです。
和式トイレで紙も準備されていました。
※福岡の公園はトイレの紙がセットされてない場合も多く、室見川河畔公園のトイレの紙は常備されているのか、予約者がいたらセットしてくれるのかは分かりません。
駐車場横に自販機はあるので、飲み物を忘れた人は購入できます。
水道・炭捨て場もある
持ち込みでバーベキューをする人は炭の処理なども考えなければなりませんが、室見川河畔公園には炭捨て場があります。
焼肉・バーベキューが終わったら炭捨て場に炭を捨て、水道で汲んだ水で鎮火させます。
室見川河畔公園で2人BBQ
以前、自宅の防災関連グッズの点検をしてみたときに、防災の観点からもアウトドアグッズがあると被災したときに便利じゃなかろうかと考えて、夫婦2人で使う程度の簡単なグッズを揃えていました。
まだ2月ですが、気温がかなり温かいとの予報だったので急遽思い付きでBBQすることに。
午前中に買い出しや準備をして、昼から2時間半程度ゆっくりくつろいできました。
BBQの準備
やはりBBQも段取りが大事。
テントまで設営して丸1日~2日キャンプするなら調理器具とか色々必要ですが、日帰りで簡単なBBQをするなら下ごしらえは全て家で行っていきます。
- 野菜の皮をむき、厚いものはレンチンして火を通してから袋へ入れる。
- 肉もパックから出して袋に入れる(ゴミの減量)。
- 食器類をラップなどで包む。
- おにぎり握る。
夏場だったら食材が腐らないようにクーラーボックスが必要ですが、今の季節は余りシビアに気にする必要ないでしょう。今回は突然の計画で滞在時間も短いため、食べきれそうな分だけ準備して持っていくことにしました。
BBQの設営
公園は無料駐車場の横にすぐ野生の広場があるため荷物の持ち運びは楽です。公園にはイス・テーブルやベンチがあるので、その周辺に陣取ると荷物が置きやすくて便利です。
荷物を運んだら早速火起こし等準備を始めます。
割と小食な夫婦2人なので購入したグリルはかなり小型軽量のもの。収納で邪魔になるのも嫌だし、重くて持ち運びしずらいのも困るので、七輪焼きのようなイメージで買ってみました。
サイズは214×166×20mmで重さは約1kg。組み立てもひっくり返すだけでいいのでとても簡単です。
ご覧の通りグリルがとても小さいので炭も大きなものは入りません。
そこで使ったのは着火炭と呼ばれるもの。
着火剤無しで簡単に火を付けられるので、大きいグリル場合最初に入れておいても便利ですし、このサイズのグリルならこれを並べるだけで十分です。
少し火が付いたら吹いたり扇いだりすれば火が回るので、火力が出てきたら焼肉を始められます。もし普通の炭で火起こしするならカセットボンベで使えるバーナーを準備しておくと便利です。
ちなみにガスバーナーと言えば、アウトドアグッズ関連を扱うSOTO製のものが人気でAmazonのタイムセールでも即効売り切れます。この「新富士バーナー RZ-730S」は、見た目が工業用になっているだけで商品自体はSOTOのフィールドチャッカーST-450と同じ製品のようで、価格はこちらの方が安いです。(ガスボンベは付属していませんが別途購入したとしてもRZ-730Sの方が安かったです。)
食材の入れ物とは別に小さなテーブルも持っていると皿など置けて便利です。アルミ製の折り畳みテーブルだと収納・持ち運びに便利ですし、めちゃくちゃ軽量なのでかなり使えます。
また、アルミは熱伝導が大変良いため、家の中でテーブルを広げて冷凍肉を置いておくと解凍時間が短縮できます(ステンレスやアルミのフライパンで上からも挟むとさらに解凍時間が高速に)。
冬場や花見の頃は強風が吹くこともありますので、紙皿・アルミ皿を使うと飛ばされてこぼれる可能性もあります。でも家の食器にラップやアルミホイルをかけてくれば風でも飛びませんし、使い終わったら剥がすだけでよいので楽ちんですよ(災害のときでも使えるテクニックです)。
BBQの様子
炭に火が回ってきたら油の落ちる豚バラ辺りから焼いていきます。
グリルのサイズ感的には豚バラ肉4枚ずつ程度。いっぱいに並べると端の肉は焼きムラができたのでちょこちょこ焼くのがよさそうです。
火おこしや焼き待ちがあるのでバーベキューにはつまみを持っていくといいです。本当はポテチ持っていくつもりだったのが忘れてしまったので、今回はおにぎりモシャモシャ食べてましたがね。
火が弱いと感じる場合、着火炭にある程度火が回った所で火ばさみを使って炭を崩すと一気に火力が上がります。片側に寄せておくと網の位置で火力調節も可能です。ただ今回のように小さいグリルだと避けれるスペースが余りないため難しいかもしれません。
豚肉は端によけながら焼くことができましたが、大きな鶏肉は火力が強い場所から避けようがないため焦がしてしまいました。ダイナミックなものが食べたかったのでわざと鶏むね肉1枚を広げて盛ってきましたが、グリルの小ささと火力調整力があだとなってしまいました。
翌日臭っても構わない人はニンニクをアヒージョにして、余ったオリーブ油にバゲットを付けて食べてもおいしいですよね。
あと私は甘いものが好きなので、焼肉・バーベキューのときはよくサツマイモを準備します。加えて、今回はたい焼きも持って行ってみました。
冷凍食品なのでそのまま持って行って、自然解凍しておいて最後に焼きました。たい焼きはファディで購入したものですが皮がかなり薄いので焼くとパリッとしておいしいです。家でもレンチンしてオーブントースターで少し焼くとおいしく食べれるので小腹が空いたときのおやつとして重宝します。
今回のバーベキューの反省
今回突然バーベキューすることに決めてバタバタと準備したため食材の準備などで雑な所がありましたが、ゆっくりしたいい休暇を過ごせたと思います。
今回小規模バーベキューをやってみましたが、小型のグリルは持ち運びや準備は楽ちんでしたがやはり一人用のサイズかなと思いました。サイクリング・ツーリングに持っていったり家の庭で焼きナス作る分には良さそうですが、2人でBBQするならもう少し大きいい30cm四方くらいのサイズ感が良いと思います。
後はあぐらイスについて。
焚火のような感覚で低い目線で楽しみたかったので、地面に近い位置で座れて首まで寄り掛かれるあぐらイスを購入しました。前のめりに座れば網の上を触る姿勢も苦になりませんし、後ろにもたれれば包まれるようにゆっくり寝れるのでかなりいい感じでした。
ただ通気性が良すぎて今の季節は裏面から冷えを感じたので、冬場は背もたれ側にも敷物が必要ですね。
妻もかなり楽しんでいたようなので、花見シーズンまでにグッズを強化して、バーベキューやキャンプなどアウトドアにも挑戦していきたいと思います。
おまけ-ヤンキー(ハト)に絡まれる
公園なのでハトやスズメが結構います。
園内のルールでは餌やりは禁止ですが、花見などのときに餌を与える人がいるのでしょう。パンを焼いているとおこぼれにあずかろうとハトがジワジワ寄ってきました。暴れたり食べ物かっさらって行ったりと暴挙に出ること有りませんでしたが、鳥が苦手な人は気を付けましょう。
※この後、ハトは管理人がおいしくいただ・・・いていませんのでご安心を。
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