sotoのガスバーナーコンロが火力強すぎてキャンプに便利

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前回は2019年のGW頃に日帰りキャンプしに行きました。

食材と飲み物の保冷にはLOGOSのクーラーバッグを使用しており、デイキャンプであれば十分な保冷力を持っています。

春・夏なら冷たい飲み物がメインなのでクーラーバッグの飲み物だけでも良いのですが、秋・冬となると温かい飲み物・スープが飲みたくなるところ。

アウトドアでお湯を沸かすなら三脚を立ててポットを吊るすのが「ザ・アウトドア」感があり憧れはあります。しかし、デイキャンプでは荷物が大きくなりそうですし、1杯の飲み物を作るのに火起こしが必要というのも大変です。

そこで、キャンプだけでなくツーリングや登山などでも使っている人が多い、ガスボンベに直接取り付けてお湯が沸かせるガスバーナーを購入することに。

どれを買うか迷いましたが、SOTOのマクロレギュレータストーブsod-310を買ってみたところ超便利で惚れ惚れする使い心地だったので検討の過程やレビューをしたいと思います。

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バーナーコンロの種類

購入にあたってはまずどのような種類があるか知る必要があります。

調べてみるとガスバーナーには次のような種類があるようです。

ガソリン型のバーナーコンロ

個人的にバーナー類は全てガスだと思っていたのですが、ガソリンが使えるタイプもあるんですね。

ガソリン型のバーナーの特徴は次のようなもの

  • ガスより燃料持ちが良いが、燃料ボトルが重くなりがち。
  • 冬の寒さに強い
  • ガソリンスタンドでボトルに補給できるものもあり、航空機移動後に現地で燃料調達ができる。
    ※航空機ではガス缶やガソリン缶は運べない。

ガソリンタイプは何度も自分で燃料を補充できるのが良い点です。

長期間の使用や大人数での使用に便利で本格的なアウトドア向きという感じ。

ただガス式に比べると荷物がかさばり重くなりがちなので、目的が日帰りの登山・キャンプという人には過剰装備かもしれません。

コスパも良さそうで非常に魅力的でしたけど、私は今のところデイキャンプ中心なので今回は見送ることとしました。

カセットボンベ型のバーナーコンロ

このタイプのガスコンロは一体型と分離型のコンロがあり次のような特徴があります。

  • カセットガスが使えるのでガスが入手しやすく安価。
  • 一体型タイプは収納時もコンパクトだが比較的小さい鍋しか置けないものが多い。設置に面積が必要でゴトクの重心が高いため不安定。
  • 分離型は収納時にかさばりやすいが、ゴトクが大きく大型なの鍋が置ける。コンロの下にガスがないため重心を下げられ安定性も高い。

カセットガスはスーパーにでも売っていて手に入りやすいので便利です。

私は炭へ着火するためにガストーチを使っているので、トーチとバーナーコンロの両方でカセットボンベを使いまわせるのは無駄もなくとても便利だと思いました。

手持ちのグッズとも相性が良く道具自体は割と安価なので始めはこのカセットボンベが使えるバーナーコンロの購入を考えました。

でもアウトドア素人としてはやはり次のようなガスバーナーを使ってみたいと思うわけです。

 

こういうのは趣味の世界ですから、せっかくならワクワクするものを使いたいですよね。

ということで次のようなものを検討しました。

OD缶型のバーナーコンロ

平たく潰れたようなこのガス缶は、OD缶(アウトドア缶)などと呼ぶようです。

登山・ツーリングなどアウトドアでコーヒーやラーメンを作ると言えばまさにこれというイメージが強いですよね。

消耗品のガス燃料は一般的なカセットガスよりも高価になりますが、中に詰められるガスも良いものを使うため火力が強く、ガス缶本体の耐圧性能も高いため名前の通りアウトドア使用に向いている製品です。

小容量タイプのOD缶は非常に小型でかさばりません。そしてガス缶の上に直接五徳を取り付けて鍋を置く仕組みなので、バーナー一式持って行っても小型・軽量でまさにデイ用途にピッタリの代物です。

amazonで調べてみると大体次のようなものが人気なようです。

キャプテンスタッグ製のものは安価なものが多くて助かります。

価格も手頃ですし、この商品でもよかったのですが、せっかくなのでamazonのタイムセールを待って人気のあるSOTO製のものを買ってみることにしました。

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SOTO製のマイクロレギュレータストーブ

アウトドアグッズのガス系グッズといえばSOTO製品が人気ですよね。

amazonにも何種類かSOTOのバーナーが販売されていますが、人気のタイプはタイムセールのときに即効で売切れているようです。

私が購入しようと思ったOD缶に取り付けて使う商品には次のようなものがありました。

SOTOのガスストーブ製品比較

項目 マイクロレギュレータストーブ マイクロレギュレータストーブ ウィンドマスター アミカス
型番 SOD-300S PAT SOD-310 PAT SOD-320
本体サイズ
(幅×奥行×高さ)[mm]
96×94×86 90×117×100 76×100×86
収納サイズ
(幅×奥行×高さ)[mm]
52×52×81 47×51×88 40×43×75
重量[g] 73 67 81
火力[kcal/h] 2,800 2,800 2,600
レギュレータ ×
定価(税別)[円] 6,300 7,400 4,800

アミカスはこの3つの中では一番安く手に入ります。バーナーヘッドがすり鉢状になっているため耐風性も兼ね備えており、本体も非常にコンパクトなのでライトな用事であればこれで十分と言えそうです。

ただアミカスのような一般的なガスバーナーの弱点は高温・低温環境に弱いこと。気温が低いと火力が極端に落ちてしまったり、高温環境下では炎が出すぎたりすることがあります。

そのような問題を解決するのがマイクロレギュレータという仕組みで、高温・低温環境下でも安定した火力を発揮することができるんです。

このマイクロレギュレータ式の2機種ですが、SOD-300Sの方はバーナーヘッドが山形、SOD-310(ウィンドマスター)はすり鉢状の構造をしています。

名前に違わずウィンドマスターの方が耐風力が高いので、アウトドアでも効率よく熱を伝えることができます。

私の場合、冬のキャンプ場にもいつか行ってみたいと思っているので、ケチらずにマイクロレギュレータ機能を搭載した機種から選ぼうと思いました。また、熱効率が良い方がガスの消費量が減り、トータルコストも安くなるだろうと考え、最終的にマイクロレギュレータストーブ ウィンドマスター[sod-310 SAT]を購入してみました。

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SOTOのマイクロレギュレータストーブ ウィンドマスター[sod-310]のレビュー

結局私が購入したのはマイクロレギュレータストーブ以外に諸々がセットになったもの。買ってすぐに使いたかったのでバラバラに買うより安いし早く届くかなと考えました。

セットには次のものが含まれています。

  • SOTOマイクロレギュレータストーブウィンドマスター本体
  • 専用4本ゴトク
  • シェラカップ
  • OD缶(250サイズ)
SOTOのマイクロレギュレータセット一式
※写真にはシェラカップが映っていません。

OD缶式のバーナーコンロは使い方も簡単ですぐに準備できる

OD缶とその上にバーナーを取り付けて使うタイプは準備もとても簡単。

OD缶とバーナーがネジ構造になっているため、溝を合わせて回すだけで取付完了です。

マイクロレギュレータとOD缶はネジ溝に沿ってに回すだけで取り付け可能

アミカスに比べウィンドマスターはバーナー部分が広いため、4本タイプの五徳を使います。

五徳は洗濯ばさみのような構造になっているので、指で押し広げてバーナー部分を挟んで固定します。

五徳は洗濯ばさみのように広げてレギュレータに取り付ける

五徳を広げると直径144mmになるので、小さなヤカンや鍋であれば十分載せることができます。

五徳は広げると直径144mmになる

セットには200ccの水が入るシェラカップが付いており、試しに載せてみると五徳のサイズ的にはまだまだ余裕がありそうです。

組み立てたレギュレータにシェラカップを載せる

SOTOマイクロレギュレータストーブで200ccのお湯を沸かす時間

風にも強く熱効率が良いとの売り文句でしたが、果たしてどのくらいのスピードでお湯が沸くか試してみました。

1分半程度の時間で200ccのお湯が沸きました

温かい時期に行ったとはいえ、こんなに早いんですね。

キャンプ場についてとりあえずのコーヒー1杯も簡単に準備できそうです。

 

ガスのコスト的に大きな鍋で大量のスープを沸かすなど長時間の仕様には向かないと思いますが、少量のお湯を沸かすにはかなり良いグッズだと思います。

バーナーと五徳は専用の収納袋にまとめると本当にコンパクトにまとまり重量もとても軽いので、アウトドアの用事があれば毎回必ず持って行くことになりそうです。

SOTOのマイクロレギュレータを専用の収納袋に収めるとコンパクト

マイクロレギュレータストーブを使うときの注意点

良いことばかり書きましたが、使用するときに気を付けないといけないこともあります。

シェラカップを載せるときは取っ手を風上側に向ける

火力を抑えてすり鉢からあまり火が漏れないように使用しているつもりですが、結構火力が強いです。

すり鉢状で風に強い作りになっているので風が吹いても炎は安定していますが、鍋を温めた後の熱はやはり風下側に流れて登っていきます。

このため、シェラカップの取っ手を風下側に向けておくと昇ってきた熱で取っ手がかなり熱くなり素手では持てないレベルになります。シェラカップ自体が熱伝導が良い素材で作られているせいもあり、取っ手の近くが熱されるとたちまち高温になってしまうんですね。

シェラカップの取っ手を熱した後すぐに素手で触らないのが確実で安全ですけど、風がある場所なら風上側に取っ手を向けて熱せば火を止めてすぐでも取っ手を触ることができます。

すり鉢状のバーナーは吹きこぼれに弱い

アミカスとウィンドマスターのバーナー部分はすり鉢状で耐風の作りになっています。

すり鉢構造は熱効率を高める点では有利なのですが、弱点は吹きこぼれに弱いということ。

購入前に調べた口コミでは、すり鉢形状をしているため吹きこぼれると中に水がたまり、バーナーの中に入って固まって掃除ができず、ガスの使用に問題が出るとのことが書いてありました。

私は少量のお湯を沸かしているだけで吹きこぼしていないので実際どうなるかは体験していませんけど、スープなどをバーナーにかける場合は、小まめに様子を確認しながら火力の調整をしないといけませんね。

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さいごに

OD缶式のバーナーは、バーナーとOD缶が違うメーカーのものでもある程度の互換性はあるようですが、バーナーの説明は各社ともに専用のOD缶を使用しろと書いてあり、他メーカーのものを使うと何か問題が起こった時に保証の対象になりません。

なので、購入を検討している人は缶のデザインまで含めて気に入ったものを購入したらよいのではないかなと思います。

SOTO製のバーナーはamazonのタイムセール中でもそれなりのお値段でしたけど、デザインもシンプルで気に入りましたし、ザ・アウトドアという感じのグッズが増えたのでキャンプに行くときのテンションアップに繋がりそうです。

当面はこのガスタイプで楽しめると思いますけど、しばらく使ったり宿泊キャンプまでやりだすと今度はガソリン燃料タイプのバーナーが欲しくなるんだろうなぁ・・・。

 

まっとりあえずはSOTOのウィンドマスターを十分楽しむために、身近な公園で使うだけでなく、登山して山頂でラーメンとか食べてみたいですね。

またそういう機会があったらご紹介したいと思います。

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