洗濯物の臭いが取れない!洗濯槽の汚れや皮脂汚れが原因かも!?

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昔テレビか何かで日本人は服を洗濯する回数が多いと聞いたことがあります。
服の汚れや臭いで判断せず、基本的に1回着たら洗濯するという習慣の人が多いようですね。

洗う回数が多いと服がよれたり傷みやすくなりますが、汚れや臭いを残さず常に清潔な状態に保ちたいという気持ちは分かりますね。

でもそれだけ頻繁に洗濯しているのに、長年愛用している服や着る機会の多い普段着で『洗濯しても臭いが取れない・・・』って思ったことありませんか?

洗剤が悪いのか、干し方が悪いのか。
臭いの原因はよくわからないけど変え時なのかなと服を捨てている人がいたらちょっと待ってください。

今日ご紹介する洗濯物の臭いの原因と対策方法について試してみると問題が解決するかもしれません。

 

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洗濯物の臭いの原因と臭いの取り方対策

洗濯したのに洗濯物が臭い。

そんなときは洗剤や柔軟剤など洗濯に使うものを変えて解決しようと考えがちですが、次のようなことが原因の場合もあるため適切な対応が必要です。

 

洗剤の入れすぎ

『洗濯物に対して洗剤が足りてないからしっかり洗えてないのではないか』
そう考えて、洗剤に記載してある適量以上に洗剤を使っている人は要注意です。

洗剤は洗濯する量に対して適量溶かして使うもので、多めに入れると洗剤が溶け残ったり、濯ぎきれずに洗濯物に成分が残留して臭いの原因となることがあります。

洗剤は適切な分量をきちんと計って入れるようにしましょう。

 

洗濯物の量が多すぎ少なすぎ

新社会人・単身赴任などの一人暮らしや夫婦共働きなど家事をする時間が限られている人は、洗濯物が溜まりがちで、大量の洗濯物をまとめて洗ったりしてないでしょうか。

洗濯機は洗濯物の量が多すぎても少なすぎても上手く洗えず、メーカーが設計する丁度良い量があるんです。

1回の洗濯で洗う量の目安

洗濯機は容量の約8割の量を洗濯するときが最も効率よく洗えるようにできています。

我が家の洗濯機は容量が9kgなので、7.2kgが丁度良い洗濯物の量になります。

「重さで言われても分からない!」という人は、目検討で洗濯槽いっぱいまで入れないとか、おまかせで洗濯したときに水量が最大設定にならない量を心がけて洗濯すると良いでしょう。

 

洗濯物が生乾き

洗濯してから乾くまでの間、つまり洗濯物が湿っている状態(湿度が高い状態)が長く続くと洗濯物の中で菌が繁殖しやすくなります。

生乾きによる菌の繁殖を抑えるには、洗濯が終わったらすぐに洗濯物を取り出して干すことや、干すときに服のポケットを出したりパーカーのフードを持ち上げたりと生地が重なった乾きにくい部分を減らすことが大切です。

また、洗濯物を干す場所も乾いた風が当たるような場所を選び、洗濯物の周りに湿気が滞留しないようにすることが大切です。

 

部屋干しは洗濯物が臭くなる?

洗濯物を部屋干しすると臭くなるとよく聞きますが、実際はそんなことはありません。

締め切った部屋に干した場合、風がないため洗濯物同士の間の湿った空気が流れず、洗濯物から蒸発した水分を別の洗濯物が吸ってしまうため乾きづらくなります。さらに部屋の湿度が高くなると水分が蒸発しづらくなるため乾くのに非常に時間がかかります。

乾くのに時間がかかるとその間に菌が繁殖し、結果洗濯物が臭くなるというのが部屋干しで洗濯物が臭くなる仕組みです。

 

部屋干しの臭いを防ぐには洗濯物の水分をどんどん蒸発させればよいので、洗濯物に風を当てて蒸発した水分を散らしたり、湿気を吸収するものを近くに置いとくと早く乾かすことができます。

うちの場合、洗濯物は基本部屋干ししかしませんが、6畳の部屋に夫婦2人分の洗濯物を干して除湿器と扇風機を回しておけば半日程度で乾いてしまいますし、臭いが気になることもありません。

除湿器がないという人は新聞紙を洗濯物の間に干したり、くしゃくしゃに丸めて洗濯物の下に転がしておくと、洗濯物から蒸発した水分を新聞紙が吸湿してくれるため早く乾かすことができます。

花粉の時期は外に干せない人もいると思いますが、九州に住んでいると北の方はPM2.5、南の方は火山灰なども舞うため、外に洗濯物を干したくない人は多いと思います。そもそも日本では梅雨から台風のシーズンに掛けて雨季があり、どうしても部屋干ししかできないタイミングがあるので、価格帯が1~2万のもので構わないので除湿器を持っていると重宝します。

 

天日干しか陰干しか

晴れ空で湿度も低く絶好のお洗濯日和といった日には、外干しするのが電気代もかからずエコですが、このときは天日干し・陰干しのどちらで干していますか?

日本では昔から外に洗濯物を干す習慣がありますし、天日干しすると日光に含まれる紫外線の殺菌効果も期待できるとものすごく良いイメージがあります。しかし、紫外線は当たったものを劣化させる効果もあるため注意が必要です。

紫外線劣化の例として、人が受ければ肌が日焼けしますし、車のヘッドライトや洗濯物を干すプラスチック製品などが受ければ黄色く変色したり脆くなったりします。衣類であれば色あせや生地質が劣化する原因になるため、変色して困るものや高価な服は天日干ししない方がよいでしょう。

布団を干すように殺菌の目的もあるなら天日干しが必要ですが、衣類を乾かす目的なら乾いた空気と風があれば十分なので干す目的によって陰干しと天日干しを使い分けましょう。

 

洗濯物の皮脂汚れ

傷みやすいものとか特殊なものは手洗いするかもしれませんが、洗濯といえば洗濯機を使うのが一般的ですよね。

でも汚れによっては洗濯機で洗うだけでは取れません。
分かりやすいもので言えばシミも一種の汚れですが、シミの種類に応じた洗剤・洗い方をしないと何回洗っても汚れが落ちませんよね?

この汚れの種類の中で、臭いを伴うしつこい汚れがあります。
それが、皮脂汚れです。

皮脂汚れは皮膚と衣類がこすれたり汗に含まれる皮脂が付着してできる汚れで、いわゆる油汚れであるため普通の水と洗剤では汚れが浮きにくく落ちません。

柄物の衣類では気づかないかもしれませんが、Yシャツの首元、手首などにできる黄ばみがまさに皮脂汚れによるシミになります。シャツの襟首など肌と良く擦れる部分は繊維の奥深くまで汚れが入り込み、一層汚れが落ちにくくなるため、残った汚れに菌が増殖して黄ばみから黒ずみに変わります。

 

皮脂汚れを落とすには

しつこい皮脂汚れを落とすには次の方法があります。

お湯で洗濯する
皮脂汚れは油汚れなので、40度~50度のお湯を使うと油が浮いて汚れが落ちやすくなります。
洗濯機にお湯を溜めるときは、浴槽にお湯を溜めて風呂水吸水用のポンプで吸い上げれば簡単にお湯を溜めることができます。浴槽が遠い場合、洗面台でもお湯を継ぎ足しながらポンプを使うことができます。
最近はお湯洗濯ができるコインランドリーもあるので、ポンプを持たず洗濯機にお湯を溜めるのが大変な人はそちらを利用してみてもいいかもしれません。
アルカリ性の洗剤を使う
アルカリ性の洗剤は油汚れやたんぱく質汚れに強いのが特徴です。
最近テレビで家事えもんさんがよく紹介しているオキシクリーンは酸素系漂白剤と呼ばれ、強いアルカリ性の洗剤なので皮脂汚れを落とすにとても向いています。
オキシクリーンはアメリカ版の界面活性剤入りの商品と日本版の界面活性剤不使用のものがあり、日本版は肌などへ優しく、アメリカ版はより強力に汚れを浮かせて落とせるので、お好みで選ぶとよいでしょう。
重曹などと組み合わせて使う
重曹も弱アルカリ性であるため、オキシクリーン程ではありませんが皮脂汚れを落とすのに役立ちます。
ただし、普通の洗剤よりも洗浄力が弱く、溶け残ることや水質が硬水寄りだと反応して白く粉になることもあるため洗濯にはあまり向いていないようです。
洗濯に使う場合、重曹・酸素系液体漂白剤・中性洗剤を混ぜて魔法水なるものを作ると、洗濯前のプレ洗いでしつこいシミを落とす万能シミ抜き剤として使えます。

今回私はお湯とアルカリ性の洗剤(オキシクリーン)を使った方法を試した様子を紹介していますので、興味がある方は最後までご覧ください。

 

洗濯機のカビや汚れ

洗濯機は定期的にお手入れが必要なのをご存知でしょうか?

私は社会人になって一人暮らしを始めたとき、洗濯機の手入れ方法なぞ知らなかったため、ある時期から洗濯物の臭いに悩まされていました。

CMなどでもやっていますが、洗濯機は洗濯槽の裏側に湿気でカビが発生しやすいため、定期的にこれらを除去しないと衣類にカビ汚れが移り臭いの原因になってしまいます。

 

洗濯槽の掃除方法とカビ汚れ予防対策

洗濯槽のカビ汚れは2~3カ月に一度の頻度で洗濯槽クリーナーを使って付け置き洗いすると除去できます。

私は今回、洗濯物の皮脂汚れをオキシクリーンで落とすついでに、洗濯槽の汚れ落としもオキシクリーンで漬け置き洗いしています。

 

定期的な洗濯槽掃除も大事ですが、普段からカビが発生しにくくなる使い方を心がけることも大切です。

洗濯槽のカビ汚れ対策としては次のようなものがあります。

  • 洗濯物(洗濯前)は洗濯かごなどに入れ、洗濯槽内に入れっぱなしにしない。
  • 洗濯後は洗濯物をすぐに取り出し、洗濯機の蓋や洗剤の投稿口などを開けておく。
  • 洗濯機の洗濯槽乾燥機能を使って洗濯槽を完全に乾かす(周に1回程度)
  • 洗面所の換気を行う。

カビを防ぐにはとにかく湿気が溜まらないようにすることが大切です。洗濯槽は洗濯のとき以外は空にして蓋を開けておくと換気ができますし、洗面所や風呂場に湿気が溜まらないように部屋ごと換気しておくことも重要です。

私が1人暮らしのときは脱いだ洗濯物やバスタオルを直接洗濯槽に入れておき、たまったら洗濯するスタイルでしたが、その頃の洗濯槽のカビ汚れはすごいことになっていました。

結婚してからは、洗濯かごを使ったり洗濯機の蓋を開けておくことを徹底した結果、たまに洗濯槽の掃除をしても前のようにひどいカビ汚れは発生していません。

洗濯槽の乾燥機能まで使うのは大変な気がしますが、普段の使い方を徹底するだけでとても効果は大きいと実感しています。

 

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洗濯物の皮脂汚れによる臭いの取り方

我が家では、バスタオルより小さな普通サイズのタオルを体拭きとして使用していますが、最近体を拭き始めた途端生乾きのような臭いがして気になっていました。
これはおそらく皮脂汚れが原因だろうと思い、皮脂汚れ落としをやってみました。

皮脂汚れで臭うタオル

 

やり方は以下の2通り。

  • オキシ漬け
  • 鍋で煮てからオキシ漬け

オキシクリーンだけで十分だと思いましたが、ネットで調べると鍋で煮るという方法も見かけたので、万が一オキシ漬けで臭いが取れなかったときのために数枚だけ鍋で煮てからオキシ漬けしてみることにしました。

 

洗濯物を鍋で煮る

本来は洗濯物専用の寸胴鍋でもあればよかったのですが、今回が初めての挑戦ですし今後も継続して洗濯物を煮るかはわからないため、手持ちの調理なべを用いることに。

鍋に大量のお湯を沸かして沸騰したらタオルを入れて3~5分程度煮ます。鍋のサイズ的に1回で2枚ずつ、計4枚のタオルを煮沸しました。

タオルを鍋で煮る様子

 

いずれも洗濯済みのタオルを煮たわけですが、正直恐ろしいことになりました。

煮ている最中から汗の生乾きような臭い、いわゆる皮脂臭がしてきて臭い臭い。そしてタオルをあげてからの煮汁は臭いし白く濁っていて、まるで夏場の汗まみれのTシャツのしぼり汁のような汚さ!

タオルを鍋で出た汚れ水

 

料理に使う鍋を使ったことを後悔しました。

一応妻からも了解を取ってから鍋を使用しましたが、あまりの汚さに鍋を洗ったあとお湯を沸かして煮沸消毒。その後もう一回洗ってとかなり入念にきれいにしました。普通の鍋で2度と洗濯物を煮ないと心に誓いました。

タオルを鍋で煮て白く濁った水

 

見た目と臭いはよろしくありませんが、この水の濁り具合は間違いなくタオルから汚れが落ちている証でもあります。

鍋を犠牲にした分、効果は期待できそうです。

 

洗濯物をオキシ漬け

先ほど煮沸したタオルとその他の洗濯済みのタオルをまとめてオキシ漬けしました。

オキシ漬けする際は40~50度のお湯に溶かして温度を保ち続けることでオキシクリーンの反応が活発になり、汚れが良く落ちます。カーペットやシーツ、今回のように大量のものをオキシ漬けするときは浴槽を使うと温度維持しやすく効果的にオキシ漬けできます。

 

洗濯物が浸る程度のお湯を張り、オキシクリーンを投入します。
オキシクリーンは水3.8リットルに付属のスプーン0.5杯~1杯の分量を投入します。

ざっくりと浴槽のサイズを測っておくと分量を測るのに役立ちます。

例:我が家の風呂の場合
浴槽の幅(45cm) × 長さ(90cm) × 水嵩(みずかさ)(1cm) = 4,050cm3 ≒ 4ℓ
つまり水嵩1cmごとに0.5杯~1杯を溶かせばOKなので、
10cm程度水を溜める場合5杯~10杯程度オキシクリーンを溶かします。

浴槽にお湯を溜め、オキシクリーンを溶かす

 

写真ではアメリカ版の界面活性剤入りのオキシクリーンを使用しているため泡立ちが激しいですが、日本版だとここまで泡立たないようです。オキシクリーンはボトル型やバケツ形の容器で日本語記載のものは日本版で、パッケージやwebなら商品紹介ページのどこかに界面活性剤不使用などと書かれています。

海外版オキシクリーン

日本版オキシクリーン

 

オキシクリーンは最大6時間程反応し続けますので、汚れの落ち具合を見ながら好きな時間オキシ漬けを行います。

オキシ漬けしていると発生した泡で漬けているものが浮かんで表面が漬からなくなるので、1~2時間ごとに裏表を入れ替えたり軽く攪拌(かくはん)しておくと漏れなくしっかり漬け込むことができます。

寒い時期にオキシ漬けするときは、温度が下がって効果が落ちてしまうため風呂の蓋をするなどして保温を行った方が効果が高まります。風呂の蓋がない人は100均のアルミシートを被せるだけでも保温効果が大きく違います。

皮脂汚れのあるタオルをオキシ漬けする

 

オキシ漬けが終わった洗濯物はアルカリ成分が付いていてヌルヌルしますが、洗濯で除去できないと臭いの原因になるため、洗濯機に入れる前に洗面器などでよくすすぎましょう。

オキシクリーンの成分はたんぱく質も溶かしてしまい、素手で作業すると手荒れの原因になるためゴム手袋を着用してされた方が安全です。
衣類に残ったり皮膚についたヌルヌルが取れにくいときは、少量のクエン酸を使って濯ぎを行うと酸性とアルカリ性で中和されて除去しやすくなります。

 

オキシ漬けして軽く濯いだ状態のタオルですが、この時点でいつもより色がワントーン明るく、上手く漂白されているようです。

オキシ漬けして水で濯いだタオル

 

 

オキシクリーンの残り汁を見ると白く濁っており、角度によっては油が浮いているのが見えるのでまさに皮脂汚れが落ちているのではないでしょうか。

タオルをオキシクリーンで付けた残り水に浮かんだ油汚れ

後はいつも通りに洗濯して干したら完了です。

 

タオルを煮沸、オキシ漬けした結果臭いは取れたのか

普通にオキシ漬けしたタオルと事前に煮沸まで行ったタオル。

果たして臭いはどうなっているのでしょうか。

 

お風呂上りの体拭きとして使ってみましたが、不快な臭いが無くなっていました
これは鍋で煮出していないタオルも同じで臭くありませんでした。

やはり皮脂汚れが溜まっていたのが原因で、オキシ漬けすれば臭いもろとも汚れを落とせるようです。

ただ鍋で煮た方は問題もありました。

 

衣類を鍋で煮る場合の問題点

オキシ漬けのみのタオルに比べ、熱湯に漬けたため生地の繊維が傷んでゴワゴワになってしまいました。

煮出したときの汚れ水を見る限り、汚れを落としたり殺菌する効果は高いかもしれませんがダメージも相当大きいようです。熱湯を使って汚れ落としや殺菌を行いたい人は、ヤカンでお湯を沸かしてYシャツの襟元・手元の汚れた部分にだけかけたり、もう少しぬるいお湯を使うなど工夫が必要かもしれません。

 

自分でやってみた感想としては、二度と調理用の鍋を使いたくありませんし、洗濯物用の大きな鍋を購入するのも邪魔になるので、衣類を鍋で煮るようなことはもうしたくないかなと思います。

やるとしてもオキシクリーンで落ちない汚れが現れたときに、上述のヤカン作戦をやる程度にしておきたいと思います。

 

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洗濯槽クリーナーの代わりにオキシクリーンで洗濯槽掃除

洗濯槽の掃除といえば洗濯槽クリーナーを使うと思いますが、洗濯槽クリーナーには塩素系酸素系の2種類があります。

塩素系は水にも溶けやすく殺菌作用が強力な反面、濯ぎ残しなどがあると衣類の色落ちや、赤ちゃんに触れるものなどでは肌荒れの原因となる可能性があります。

酸素系は酸素の発泡作用で汚れを落とすもので、塩素系程強力な殺菌作用は期待できませんが、その分肌には優しい成分で出来ています。ただし、注意点としてステンレス製以外の金属には使えません。また、使用の際は酸素の働きが活発になる40度~50度のお湯を使用する必要があります。

オキシクリーンはこの酸素系の洗濯槽クリーナーと同じ過炭酸ナトリウムが用いられているので、同じような使い方をすれば大丈夫です。

 

オキシクリーンを使った洗濯槽掃除のやり方

タオルをオキシ漬けする傍ら、せっかくなので洗濯機もオキシクリーンを使って掃除してみました。

洗濯槽内の埃取りを取り外す

洗濯槽内に洗濯中の埃をキャッチするネットが付いていると思いますが、まずはこれを取り外しておきましょう。

洗濯槽の埃取りネットを取り外す

 

付けたままオキシ漬けすると浮き上がったカビや埃などの汚れが埃取りに付着してしまいます。

取り外した埃取りネットは、普段から掃除していない人はヌメリが付いていたりするので、歯ブラシなどで落としておくと良いでしょう。

うちの洗濯機の埃取りは、ゴミを取り込む逆止弁構造のゴム部分にヌメリができていました。わた埃やヌメリは歯ブラシなどでやさしく撫でていけば簡単に取れます。

洗濯機の埃取りネットを歯ブラシで掃除する

 

歯ブラシでわた埃を取り除いたら、メッシュ部分もキレイにするためオキシ漬けしました。

埃取りネットをオキシクリーンでオキシ漬けする

 

お湯を最大量溜める

洗濯機の最大量まで40度~50度のお湯を溜めます。風呂の残り湯がある方はそれを利用されても良いと思います。

洗濯機付属、または別途ポンプをお持ちの方は風呂や洗面台に溜めたお湯を吸い上げると簡単にお湯を溜めることができますが、お持ちでない方は洗面器などでお湯を汲み上げて溜めましょう。

 

オキシクリーンを溶かす

オキシクリーンを既定の分量溶かします。

前述のとおり、3.8リットル当たり0.5杯~1杯の量が必要です。我が家の洗濯機は容量9kg・最大58リットルなので8杯~15杯と多量のオキシクリーンがが必要になります。

私はとりあえず10杯投入しました。

溶け残りが無いように洗濯機を洗いモードで5分程度運転させ、良く攪拌します。
しばらく止めて水流が落ち着いてからもう一度洗いを行ってみて、ジャリジャリと洗剤が回転部で擦れてるような音がしなければ、オキシクリーンはちゃんと溶けていると思います。

後は汚れが落ちるまで3時間~6時間程度放置しておきましょう。

洗濯機にお湯を溜め、洗いモードでオキシクリーンを攪拌する

 

浮いたゴミを取り除く

約6時間程洗濯槽をオキシ漬けしましたが、大量に入れたので成分が残っているのか、まだ泡が出ていました。

写真では見にくいですけど、普段は見ない大きめの汚れなどが浮いてきています。

約6時間オキシクリーンに漬けた洗濯機の中の様子

 

濯ぎを行う前に浮いた汚れを100均グッズのパッチンお風呂ネットなどですくい取っておくと、濯ぎの際に洗濯槽裏などに付着するのを防ぐことができます。

手を突っ込むと手荒れの原因になるので、手袋を使うかリーチの長い網を使って取れる分だけ取っておきましょう。

100均で販売されている埃取りネット

 

洗濯槽を濯ぎ洗いする

洗濯槽を濯ぎ洗いします。

濯ぎモードで一旦洗濯槽内の水を全て排水したら一旦洗濯機を止め、洗濯槽内の側面・底面に付いた汚れを取り除きます。

オキシ漬けした水を排水し、洗濯槽内に残った汚れを取り除く

 

おおかた汚れを取り終えたら、ここで洗濯槽内の埃取りネットを元に戻しても構いません。

ちなみにオキシ漬けしておいた埃取りネットもかなりキレイになっていました。

洗濯機の埃取りネット|オキシ漬け前と後の比較

 

再び最大水量まで水を溜め、残った大きい汚れが浮いていれば網で取り除いておきます。

ゴミが見えなくなっても洗いモードで運転させると裏側に沈んだゴミが浮いてきたりするので、3分運転ほど洗い運転して一時停止、浮いた汚れをすくい取る作業を2,3回繰り返すとと目立った汚れは見られなくなりました。

せっかく洗った埃取りネットに洗濯槽の汚れを付けたくない人はこの作業が終わってからネットを付けても構いません。

後は洗い・すすぎ(排水)・脱水を行って完了です。

パッチンお風呂ネットで洗濯槽内に浮いた汚れをすくい取る

 

オキシ漬け後の洗濯槽の確認

もし作業が終わってから洗濯槽内を触ってヌルヌルするときはオキシクリーンのアルカリ分が残っている可能性があるため、再度濯ぎを行っておくと良いでしょう。

その際、少量のクエン酸を溶かして濯ぎを行うとアルカリを中和してくれますが、多量に入れると逆に酸性の水が洗濯槽内や配管に残って錆びを生じさせ、故障に繋がる可能性もあるため水洗いで流すのが安全だと思います。

 

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まとめ

ちゃんと洗濯しているのに洗濯物の臭いが取れないとお嘆きの方。

臭いの原因は、日頃の洗濯方法だけでなく次のようなものもあります。

  • 洗剤の入れすぎ
  • 洗濯物の量が多すぎる(少なすぎる)
  • 生乾きが起こりやすい干し方
  • 洗濯物の皮脂汚れ
  • 洗濯機の汚れ

今回我が家のタオルの場合は皮脂汚れによる臭いが原因だったようで、キレイにしてから何回か使っていますが臭いは戻ることなくとても快適です。

洗濯槽のカビ汚れや洗濯物の皮脂汚れを取るのは手間がかかり大変かもしれませんが、何回洗っても取れなかった臭いの原因はそこにあるかもしれません。

晴れた休日にでも、よかったら試してみてください。

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