大学生、新社会人になるタイミングで腕時計を買う人って多いんじゃないでしょうか?
友人の中には親からプレゼントされたりする人もいる中、私は社会人になってからも携帯を時計代わりにして済ませてきました。当時は今でいう『ガラケー』でパカパカ電話を都度開いていました。
でも趣味のランニングのときまで携帯を持って走るのは邪魔でしたし、仕事で正確な連絡時刻を控えておかねばならない業務があり、不便なだけでなく業務にも支障をきたしたのでついに時計を買いました。
現場に出ることもある仕事で、ビジネスっぽい針時計でなくともよかったので趣味のマラソンにも使えて手ごろな値段ということでカシオフィズシリーズの時計を買って長年使っていましたが、この度調子が悪くなってしまいました。
買い替えかと思いましたが、ダメもとで電池交換したら復活して元通り使えるようになったため、そのときの症状や電池交換のやり方などを紹介します。
カシオフィズについて
社会人で時計を買うならおしゃれな針時計をと思う方が多いでしょう。
でも私はデザイン性より機能を重視する傾向があるので
- 電波時計
- ソーラー充電
- ストップウォッチ(ラップ付き)
- 液晶バックライト付
- 防水
これらの機能を網羅した時計を購入することにしました。
Amazonのタイムセールを毎日のようにチェックしていたのですが、その中で気になったのが『CASIO PHYS(STW-1000-1BJF)』という時計でした。
カシオフィズの機能
カシオフィズ(STW-1000シリーズ)の機能は以下のようなものです。
- 電波時計
- タフソーラー
- ストップウォッチ(1/100秒)
- ラップタイム(最大121本メモリー)
- LEDライト(オート機能付)
- 日常生活強化防水(10気圧)
- タイマー
- 時刻アラーム
- 節電機能
- ワールドタイム
- アラーム
- フルオートカレンダー(日付・曜日表示)
- 1年保証
カラーバリエーションは6色。
自分の欲しい条件を満足していて、好みの青系カラーのSTW-1000-1BJF。
通常14,580円のものがタイムセールで1万円程度になっていたのでこれを購入しました。
ちなみに、カシオのフィズにはSTR-300Jシリーズもあります。
こちらは約7,000円と半額程度で購入できますが、ソーラーや電波時計が付いていないモデルになります。
カシオフィズの使い方
カシオフィズには6つのモードがあります。
MODEボタンを押すことで順番に切り替わります。
ここではいくつか使い方を紹介します。
- 時刻モード
- ストップウォッチモード
- データリコールモード
- タイマーモード
- ワールドタイムモード
- アラームモード
主な設定
主な設定は時刻モードから行います。
時刻モードのときにADJUSTボタンを2秒以上押すと設定モードになります。
MODEボタンを押すごとに下記の項目が切り替わるのでSTART/LAPとRESETボタンで値を設定していきます。
- 都市コード(TYO:東京)
- サマータイム(AUTO)
- 時刻表示(12H/24H)
- 秒
- 時間
- 分
- 西暦
- 月
- 日
- キー音(有/無)
- ライト点灯時間(1:1.5秒、3:3秒)
- パワーセーブ(ON/OFF)
都市コードとサマータイムは、初期設定で「東京」と「AUTO」になっているため、日本で使用するなら電波を受信できるところにしばらく置くだけで問題ありません。
ストップウォッチ機能
ストップウォッチは一般的な腕時計と同じでSTART/LAPボタンでスタートとラップ(スプリット)の途中計測を行いSTOP(RESET)ボタンで終了します。
計測中は大・小2つの表示サイズの計測値を計4パターンを表示することが可能でADJUSTボタンを押すと切り替えることができます。(計測中でも切替可能)
ストップウォッチ計測中の表示4パターン(3と4はメイン表示をどちらにするかの違い)
- ラップと時刻
- スプリットと時刻
- ラップとスプリット
- スプリットとラップ
データリコール機能
計測したデータはデータリコールモードで呼び出すことができます。
- データリコールモードではデータ計測ナンバーと計測日時が表示されます。
- ADJUSTボタンを押すと新しい順にナンバーが変わります。
- 見たい計測ナンバーのところでSTART/LAPかSTOPボタンを押すとラップとスプリットタイムが順番に表示されます。(表示データは時刻、ラップ、スプリットのうち2つでストップウォッチモードの設定と同じものが表示される。)
- ベストラップのときはラップ番号のところに「BEST」の文字が表示されます。
周回コースを走らない市民ランナーは練習ではあまり役に立たないかもしれませんが、大会では距離表示があるので計測していれば後でレースを振り返ることができます。
アラーム・時報機能
アラームは通常のアラームを4つ、スヌーズ付きのアラームを1つの計5つ設定できます。
アラーム音は10秒間鳴り、スヌーズの場合は5分おきに7回繰り返します。
また、ここでは毎正時の時報のON/OFFも切り替えできます。
- アラームモード中[START/LAP]ボタンでアラーム1~4、スヌーズ、時報を切替
- 設定したいアラーム番号を表示させ、[MODE]でON/OFFの切り替え
- [ADJUST]を約2秒間押すとアラーム時間設定へ切り替え
- [MODE]ボタンで時・分を切り替え、[START/LAP][STOP]ボタンで設定
- [ADJUST]ボタンで設定終了
アラームが設定されていれば、アラーム番号・時報の表示画面右側にONの文字が表示されます。
アラームはいずれかのボタンを押せば止まります。
スヌーズを途中で止めたいときは、以下の操作を行うと止めることができます。
- スヌーズの設定をOFFにする
- スヌーズの時間設定状態にする
- 時刻モードの設定状態にする
- ホーム都市のサマータイム設定を変更
カシオフィズを使った感想や口コミ
やはり電波時計は楽です。最近は世の中が電波時計だらけなので少しでも時間がずれていると気になりますが、時刻合わせの必要なく正確な時間を教えてくれます。
ソーラーのほうも良好で、特別意識して充電しなくても腕時計を付けたまま普通に生活しておけば自然にフル充電されています。
軽くて文字が大きく見やすいし、防水機能もあるのでランニング中のにわか雨でも安心です。
私は2012年に購入しましたが、最近でもアマゾンや楽天の評価を見てみると自分の感想と同じような口コミが多く評判は良いみたいで、良い買い物ができたと思います。
カシオフィズの故障と修理
カシオフィズの故障
購入から4~5年くらい使ったときでしょうか。スタート/ラップボタンの感度が悪くなってきていました。
中の接触が悪いのかなと思い時計を分解してみようと思ったのですが、時計の裏蓋(ステンレス)のビス周りに錆が出始めていました。汗で濡れた後にちゃんと洗ってないこととかがあったんでしょうね。
とりあえず裏蓋を開けてみましたが、正直何が悪いかなんて分かりませんでした。とりあえず元に戻そうと思ったけど、防水のためのパッキンが劣化していてもう元には戻せない状態に。
それでもパッキンを何となく押し込んで蓋しましたが、絶対防水は効いていないと思われます。普通に使う分には問題ないので、水に注意しながら使ってました。
でも外泊したときに洗濯物と混在させてしまい、誤って洗濯してしまいました。
その結果、時計は『完全に沈黙しました』状態に・・・。
昔、携帯も洗濯したけど乾かしたら使えたこともあったと思い、バッテリーを外して乾燥させることに。
1週間後くらい放置させた後果たして生き返るか・・・・と思い電池をセット!
・・・・・
ダメですね・・ご臨終です。
長年愛用した時計は終わりのときを迎えました。
故障後の異変
お亡くなりになった時計は、燃えないゴミに出すかリサイクルボックスに持って行かないと捨てられないのでリビングの端のほうに放置してたんですね。
そしたら、ある日仕事から帰ると妻が「日中時計が付いてたよー」と教えてくれました。
あれっ、ひょっとして直ってる?
ちゃんと充電すれば使えるんじゃね?
そう思って窓際に置いたりしてみました。
確かに日中は付くこともありましたが、付いたり消えたりします。
「これって実はバッテリーがダメになっただけで、ソーラーとか時計部分は生きてる??」と疑いました。
カシオフィズに使われている電池を調べてみるとCTL1616という電池が使われていました。
単三電池とかと違ってボタン電池の型番ってすぐに分からなくなりがちですが、意味を知っておくと多少覚えやすくなります。カシオフィズに使われているCTL1616の場合、次のような意味があります。
- CTL:コバルト・チタン・リチウム
- 1616:直径16mm,厚み1.6mm
※CTL1616Fという商品もCTL1616と同じ
この電池を家電量販店などで探してみたんですけど、メーカー特注品で普通の店には置いてないらしいです。
そしてカシオのホームページで電池の交換をお願いすると3,000円かかるとのこと。
時計を水没させた私の場合、電池交換で頼んでも他の部分がダメならさらにお金がかかります。
どうすれば・・・と悩みましたが、ここで頼れるのは必殺Amazon先生ですね。
検索してみると電池だけを1,431円で販売していました。
無駄になるかもしれないけど、もし1,431円で直るならと思いポチってみました。
電池交換方法
商品が届いたので早速電池交換をしてみました。
4本のビスを外して裏蓋を開けます。
写真では3本ですが、これは以前開けたときに、1本紛失しています。
また、本来はこの8角形の形に沿って、黒いゴムパッキンが付いていますが、それも前回開けたときに劣化がひどくてちぎれていたため外してあります。
電池は金具で押さえてありますが、上の掛かりの部分を外せば簡単にめくれます。
中の電池を交換したら、写真の場所をピンセットなどで押さえてショートさせます。
後は裏蓋を元通り戻せば完成です。
防水性が気になる人はグリスを塗ったり、裏蓋のふちに細かく切ったビニルテープを貼り付けてしっかり閉めておけばある程度の水密性は保たれると思います。
さいごに
今回はスポーツウォッチのカシオフィズの電池の交換についてご紹介しましが、このCTL1616はG-SHOCKなどのシリーズにも使われています。
電池交換は精密ドライバーさえあれば簡単にできますので、もしソーラー付きの腕時計がダメになった人も、あきらめずに挑戦してみるといいかもしれません。
今回は捨てる直前だったマイウォッチを安く修理できたので、これからももっと頑張って働いてもらおうと思います。
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