風呂の換気扇の電気代っていくら?一人暮らしでも24時間止めないほうがいい理由

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最近のアパートやワンルームマンションなどの賃貸物件のお風呂は、基本的にユニットバスになってますよね。

ユニットバスといえば、よく風呂とトイレが一緒のやつのことと勘違いされますがそれは誤りです。

壁や浴槽など浴室を構成するパーツ(ユニット)が工場で成形され、現場で組み立てるものをユニットバスというので、風呂トイレが一緒かどうかは別問題ですね。

うんちくはさておき、みなさんはお風呂場の換気扇ってつけっぱなしにしてますか?
それともタイミングを見て入り切りをしていますか?

家に家族がいる人は、浴室が乾いたころを見計らって換気扇のスイッチを切ることもできますが、一人暮らしだと朝家を出るときに切るか、入れっぱなしにするしかないですよね。

換気扇は付けっぱなしにしとかないとカビが生えそう・・・

でも回しっぱなしだと電気代がもったいない・・・

 

どちらが良いのか迷ってしまうかもしれません。
でも風呂場の換気扇は基本的に回しておいた方がよいものなので、その理由についてお話ししたいと思います。

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換気扇はなぜ止めない方がよいか

換気扇はなぜ回しっぱなしがよいのか、回していたときに発生するメリット・デメリットから考えていきたいと思います。

デメリット1-電気代が掛かる

ほとんどの人が気にするのは、換気扇を付けっぱなしにすると電気代がかかるということ。

同じ換気扇でもキッチンの場合、料理などのときだけ回してにおいが取れたら止めてしまいますもんね。

せっかくなので我が家の風呂場、トイレ、キッチンの換気扇の電気代を比較してみたいと思います。

まずは消費電力を確認していきます。
換気扇の周りにシールが貼ってあるはずなので、それを見れば消費電力が分かります。

風呂場の換気扇 風呂場の換気扇のカバーを外した様子

風呂場の換気扇に貼り付けてある電気表示

上の写真のような換気扇カバーは、蓋についた金具をファン側に引っ張る金具に引っ掛けてあり、ある程度のところまでは引っ張っても自動で天井に戻る仕組みになっています。

換気扇の表示を見るだけであればこの状態で見れるので、完全に外さないようにしましょう。

表示シールの中にある単位が[W:ワット]のものが定格消費電力です。

先ほどの写真の場合、周波数が50Hzの地域(東日本側)であれば定格消費電力は19W、周波数が60Hzの地域(西日本側)であれば20Wが定格消費電力になります。

モーターがある機器の場合、西日本の方が消費電力は高くなる分回転数は上がります。消費電力だけ見ると西日本側が損しているように見えますが、機器を動かすパワーが違うんですね。

 

消費電力は振れ幅があるため、振れ幅の中の最大の電力を定格消費電力としてあり、普段は10%程度余裕を持たせた電力が使われています。

W(消費電力)=A(電流)×V(電圧)
電流:負荷が高いほど大きくなる(換気扇に強弱がある場合、強のほうが大きい)
電圧:コンセントの電圧は「100V」とされるが、実際は101V±6Vの範囲内で送られる

電源のON,OFFしかない20Wの換気扇の場合、10%の余裕を引いた18W程度で運転していることになります。

同じような算出方法で我が家の換気扇の消費電力を確認しました。

  • 風呂場の換気扇・・・18W
  • トイレの換気扇・・・9W
  • キッチンの換気扇・・・68kW

このうちキッチンの換気扇は24時間回しっぱなしにすることはないと思いますし、出力が弱と強の2段階あるなかほとんど弱しか使わないので、実際はもう少し小さくなると思いますが、とりあえず68kWで計算してみます。

消費電力量[kWh]

項目 1日(24h)当たり 1ヵ月(30日)当たり 1年(365日)当たり
風呂場 0.432 kWh 13.82 kWh 157.68 kWh
トイレ 0.216 kWh 6.48 kWh 78.84 kWh
キッチン 1.632 kWh 48.96 kWh 595.68 kWh

電気料金は九州電力のスマートファミリープラン121~300kWhの単価22.69[円/kWh]として計算してみると

電気代(円)

項目 1日(24h)当たり 1ヵ月(30日)当たり 1年(365日)当たり
風呂場 10円 314円 3,578円
トイレ 5円 147円 1,789円
キッチン 37円 1,111円 13,516円

風呂場の換気扇は1ヵ月で約310円
トイレについてはその半分の1ヵ月で約150円の金額になります。

キッチンの換気扇を回しっぱなしにすることはあまりないと思いますが、
1日で約40円程度でした。

風呂場に湿気が溜まりカビが生えるとカビ取り道具の購入や掃除でお金や手間がかかります。

トイレの場合、便座の蓋を閉めずに洗浄すると菌がトイレ中に舞うと言いますし、においもこもり不衛生です。

高いと取るか安いと取るかは人次第ですが、家の中を清潔に保つことや後の労力を考えれば、換気扇は止めずに回しっぱなしのほうがよいと思います。

 

デメリット2-お風呂が寒い

お風呂に入るときって換気扇どうしてますか?

夏場は換気扇回したまま入ったほうが快適だと思いますが、冬場はちょっと寒いですよね。

でも風呂場にカビを生やしたくないから回したまま入る・・・という人がもしいれば、そこまで神経質にならず風呂に入るときは換気扇を止めて温かく入った方が体にやさしいです。

24時間回しっぱなしが良いと言いましたが、冬場の浴室は寒いので入浴中は換気扇を止めて、風呂上りに付けておけば湿度は取れていきます。

 

デメリット3-音がうるさい

換気扇を回しっぱなしにするのは音が気になるという人もいるようです。

お風呂に静かに入りたいなら、入浴中のみ消して入れば問題ありません。でもそれ以外の時間は付けていることが望ましいです。

少しでも緩和する方法として、シッカリと風呂の扉を閉めておくことが大事です。扉を締め切ることで音はかなり小さくなります。脱衣室がある間取りならその扉まで閉めておけばほとんど気にならないレベルになります。

ここで「換気するのに扉を閉めたらよくないんじゃないか?」と思った方。
後述しますが音を遮るだけでなく換気のためにも扉はしっかりと閉めた方がいいんです。

 

メリット1-浴室にカビが発生しにくくなる

カビは20~30度ほどの温度で湿度が高いほど育ちやすい性質があります。

浴室はシャワーの水や湯気などで、ものすごく湿度が高くなる場所です。
でも一人暮らし用の1Kアパートのユニットバスには窓がなく、出入りする扉と換気扇の2か所しか開口部がありません。

換気扇を全く回さなければ、カビにとって天国のような環境になってしまうんですね。
換気扇を回しておくと浴室が換気されて湿気が解消するので、お風呂の防カビに繋がります。

カビってCMのようにシュッとスプレーして取れるのは、かなり初期段階だけですからね。
それに天井とかにスプレーするのは目に入る危険もあってやりたくない作業です。

カビの根が張ってしまうと、少し高級なジェル状のカビ取り剤を塗りつけるとか、ドライバーのようなものでこさぎ取らなければなりません。

結果、風呂場は汚くなるわ、カビ取り剤で金掛かるわ、掃除の労力いるわで後悔します。
後々、面倒なカビ取り作業をしたくないのであれば換気扇を回していた方が良いですね。

 

一つ注意点として、換気扇を回すときは浴室の扉や脱衣場の扉をしっかり閉めることが大切です。

浴室扉の通気口

部屋の空気が換気扇から出て行く分、どこからか空気を入れなければなりません。

浴室の扉には下の方に通気口が設けられているためここから浴室内に空気が入りますが、浴室の扉まで開いていると空気を吸い込める面積が広くなるため、吸い込む勢いが弱くなってしまいます。

自分の口でやってみても、「は」の口と「ふ」の口で空気を吸ったりはいたりした場合、空気の出入り口が小さい「ふ」の口の方が空気の流れが速いですよね。

扉の通気口は下の方に設けてあると思いますが、下の通気口から上の換気扇まで、浴室全体に速い空気の流れが生まれるので、扉を開けたまま換気扇を回すよりも圧倒的に早く乾きます。

むしろ浴室の扉を開けていたら、壁は乾いても床面の水滴は乾かないかもしれません。

 

メリット2-部屋全体の換気ができる

風呂場の換気扇を回しっぱなしにしていると、部屋全体の換気にも役立ちます。

換気扇というのは空気を吐き出す機械ですから、反対にどこかから吸う必要があります。
吸い込み口については自分で積極的に窓を開けなくても、玄関扉や部屋の窓の隙間などから勝手に吸気されます。

そうすると吸気場所から換気扇まで空気の流れができるので、わざわざ窓を開けたりしなくても部屋全体が緩やかに換気されて、においなども取れてしまうんですね。

自分のにおいは自分では気づかないので、誰かが家に来たときに「お前んち、めっちゃお前のにおいするな」なんて言われないためにも換気しておくとよいでしょう。

 

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まとめ

3.11以降、節電という考えが世の中に浸透してきています。

無駄な電気は省いていく必要がありますが、安全・健康・衛生などに係わる電気はケチらずに使った方が、自分のためにも設備のためにもなりますよね。

判断基準は人それぞれですが、風呂場の換気扇については止めずに回しっぱなしの状態にしてみてはいかがでしょう。

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