アパートなど賃貸物件だとコンロ周りはガスかIHが備え付けされているところが多く、自分で選んだりできませんよね。私が住んでいるアパートは都市ガスのエリアなのでガスコンロが備え付けてありました。
私は長年IHしか使ってこなかったので、久々にガスコンロを使ってみると鍋・フライパンの材質を問わないところや鍋を振りながらでも加熱できるところはメリットだと思いました。
でもやっぱりガスならではのデメリットも・・・。
以前の記事で書いたとおり私は卓上IHを2つ持っています。
そこで、使い慣れていないガスコンロを封印して卓上IHだけで生活できるよう配置してみました。
ガスコンロのデメリット
まずはじめに、なぜ備え付けのガスコンロを封印しようと思ったか。
それは2つのデメリットがあったからです。
1 部屋が暑くなる
朝起きたらまずお湯を沸かしてお茶を入れたりしますが、春~夏の暑い時期になると朝ヤカンでお湯を沸かしただけで部屋がめちゃくちゃ暑くなります。
反面、冬は部屋が温まっていいじゃないかと思いますが、寒さは衣で調整できますが暑さはできませんからね。
今までビルトインIHの物件に住んでいたためこのような経験はありませんでしたが、夏になるととてもじゃないけど過ごしにくいと感じました。
2 換気扇と一緒に使うと火力が落ちる
もう一つのデメリットが致命的で、今の物件のキッチンの換気扇は切・中・強と2段階の強さで調整できますが、中・強の強さに問わず換気扇を回しているとガスの火がものすごく振れてしまいます。
うちのガスコンロは2つの口が横並びになっており、間にあるグリルの排気口あたりから気流が発生しているようです。
このせいで、換気扇を回しながら加熱すると熱が鍋の中心から左右に流れてしまい、火力が落ちているようです。
ガスを余計に強火にするのはガス代がもったいないですし、換気扇を止めて使うと臭いや暑さが部屋中に充満してしまいます。
これがかなり不便だったのでいっそのことガスを封印して、卓上IHをセットして使うことにしました。
ガスコンロの清掃・片付け
ガスコンロを封印する前には油汚れ掃除をしておきたいですよね。
ガスコンロ周りを掃除するときの便利なテクニックを紹介したいと思います。
コンロ掃除の便利グッズ
コンロの汚れといえば油汚れですよね。
この油汚れを見易くするのに便利なのはUV(紫外線)ライトです。これを使うと油汚れが反応するのでどこに汚れがあるのか簡単に分かります。
私が使ってるUVライトはLED51灯で波長は395nmだったと思いますが油汚れなんかは結構見えますね。単3電池や単4電池で使えるタイプは多く見かけますが、光が強力な18650電池が使えるタイプは少なくなっているようですね。
もう一つは家事えもんでお馴染み、油汚れを浮かすの便利なセスキ炭酸ソーダですね。
使い方は次で紹介していきたいと思います。
コンロ周りの油汚れ掃除
コンロ周りの外せるパーツを全て取り外し、アルカリウォッシュで漬け置きしていきます。
タライやシンクに水を張って浸けてもいいですが、それだと浸けた容器も洗わないといけなくなりますよね。
そんな人におすすめなのはビニール袋を使って漬ける方法です。袋のサイズが豊富なので漬けるものの量に合わせて選べますし、ビニール袋内で漬け置きすると浮いてきた油汚れでシンクが汚れずに済みます。
浸け置き時間は10~20分程度もあれば十分だと思います。
水を捨てるときは袋の下の方に穴を開けると、シンクを汚さずに水を捨てることができます。
漬け置きしたガスコンロの部品を見てみると、油汚れがブヨブヨのゲル状になっており、普通の食器用洗剤で簡単に汚れを落とすことができます。
コンロ周りはマジックリンで掃除しました。
普段からしつこい汚れにはマジックリンを使い、部屋で焼肉した後の床や壁の掃除にはセスキを使って掃除をしています。
マジックリンはセスキ炭酸ソーダなどと同じようにアルカリの性質を使って油汚れを落とす仕組みで、界面活性剤も入っているので汚れを浮かせやすくなっています。
カスコンロを卓上IHに取替
コンロスペースに「ぽん」と置いてある小さいガスコンロなら取り外しても良かったのですが、この部屋の場合コンロスペースにピッタリ収まっており隙間も埋めてあったので取り外すのは難しい状況でした。
そこで、ガスコンロは取り外さずにそのままにして、上に板を敷いて卓上IHを設置することにしました。
ガスコンロのサイズは幅60cm×奥行51cm。
カット不要でたわまない板を探して幅600mm×奥行450mm×厚さ16mmの板を買ってきました。
そのまま置くとガスの着火装置が接触して不安定になるので、四隅を段ボール片などでかさ上げします。
後は卓上IHを設置して完成です。
卓上IHを2つ以上設置する際の注意(電源関係)
市販の卓上IHの最大火力は1,400Wのものがほとんどです。
電源を取るのに延長コードを使用する場合、電源タップの消費電力は1,500Wなので1台が最大火力で使うともう1台はほぼ使えません。無理をすると電源タップが熱を持って故障したり発火するおそれがあります。
また、コンセントにも最大の消費電力は決まっており、接続するエリアが20Aのブレーカだった場合、一つのコンセントからは20A×100V=2,000Wまでしか使うことができません。
うちの場合普段は煮物・汁物を400W~700W程度で温めつつ、フライパン調理を1,000Wで行うといった使い方をするので、これなら2個あるコンセントの差込み口それぞれに電源コートを繋げばパワーは足りる計算です。
もし2台を最大火力で使いたいなら、ブレーカが異なるエリアのコンセントからそれぞれの電源を引っ張る必要があるので注意しましょう。
さいごに
本当は200Vの電源を引いてビルトインのIHにするのが火力的も強くて一番良いのですが、賃貸だとそう自由にはできません。
今回の方法なら持っている卓上IHを生かして簡単にガスからIHに切り替えることができるので、私と同じように部屋が暑くなるなどの問題を抱えている人にはおすすめです。
夏までに切り替えておくと、クーラーで冷やした部屋をガスで温めることもないのでとても過ごしやすくなると思いますので、良かったらやってみてください。
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