2018年12月7日に人気のゲームソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ』が発売されました。
スマブラの発売と同時、またはクリスマスプレゼント新たに任天堂Switch(スイッチ)を新たに購入した方も多いのではないでしょうか。
任天堂系のゲーム機の醍醐味はやはり家族や友人と集まってワイワイプレイすること。本体にはjoy-con(ジョイコン)が1つしか入っていないため、兄弟がいるところなどはすぐにでもコントローラーを追加購入しないといけないでしょう。
今回私もamazonのサイバーマンデーセールでswitch対応コントローラーを購入したのですが、たまたま不良品に当たり届いて3日で返品することになりました。
操作に支障があったので少ししか使いませんでしたが、本体との接続(ペアリング)や操作感触などの紹介と結果的に選び直したコントローラーについて紹介したいと思います。
switch(スイッチ)のコントローラーの不具合について
今回私は非正規品のSwitchのコントローラーを購入しましたがそれには理由があります。
- 一つは価格が安いから
- もう一つは正規品のswitchコントローラーも多くの不具合が報告されているから
任天堂switch(スイッチ)は本体やコントローラーのアップデートが配信されるため、非正規品の場合メーカーが対応してくれなければ正常に動かなくなるリスクがあります。
それでも非正規品を購入するのは、正規品のコントローラーにも不具合が多発しているから。価格が高いのに故障しやすかったらたまったもんじゃありませんよね。
一体どのようなものなのか紹介したいと思います。
joy-con(ジョイコン)のスティックが勝手に動く問題
joy-con(ジョイコン)は本体に同梱されているコントローラーで、2人で分けて使ったり、片手に1本ずつ持って使ったり、繋げて一つのコントローラーとして使うこともできます。
任天堂らしい斬新な発想・デザインのコントローラーですが、このコントローラーの弱点はスティック部分にあります。
スティックは左手側・右手側の両方に付いていますが、特に不具合報告が多いのが左手側のスティック。
どのような故障内容なのか紹介していきます。
スティックは360度いずれかの方向に指で倒すとキー入力された状態となり、指を離すとスティックもホームポジションへ自動で戻ります。
スイッチのコントローラーも物理的にはこの動作に問題はありません。
しかし故障したjoy-con(ジョイコン)では操作を行いスティックから指を離した後もいずれかの方向にキー入力がされたままの状態になり、ゲーム上でキャラが勝手に動いてしまいます。
うちのjoy-con(ジョイコン)もご多分に漏れず同不具合が発生してしまいました。
joy-con(ジョイコン)の不具合が発生した時期
うちがswitch(スイッチ)を購入したのは2017年の10月頃。スプラトゥーンが発売された後で本体の品薄状態が少しずつ解消されてきている時期でした。
大人2人で使っているのでそれほど雑に扱った記憶もありませんが、1年経たないくらいで左スティックに異変が出始めました。
挙動としてはたまに上方向が入りっぱなしになる感じです。
RPG系なら選択している矢印が勝手に動くだけで、スティックをガチャガチャさせて元に戻して操作すれば問題ありませんが、アクションゲームだと命取りになってしまいます。
下の動画はコントローラーの補正画面でスティックを操作していますが、上下方向の挙動がおかしいのが分かると思います。
スマブラのようなゲームでは死因に直結してしまうと思い、joy-con(ジョイコン)はスティック部分だけ修理しました。
Joy-Conの修理方法が見たい方はこちらを参考にご覧ください。
Nintendo Switch Proコントローラーの粉吹き問題
任天堂が販売するスイッチのコントローラーは2つに分けて使えるjoy-con(ジョイコン)とは別にproコントローラーがあります。
こちらはジョイコン2本を繋げたときのような形で、分けて使うことはできません。
joy-con(ジョイコン)を分けて2人プレイする場合、ボタンの数などが少ないため操作が限定的になる場合がありますが、スイッチ本体に付属のジョイコンに加えてプロコンまで買えば2人ともまともなコントローラーでプレイできるようになります。
2つに分けたjoy-conを左右の手に持ってパンチしたりするARMSのようなゲームソフトならjoy-conの方が面白いと思いますが、大半のゲームは両手で一つのコントローラーを持ったほうがプレイしやすいので、追加購入するならこのプロコン形のコントローラーで良いと思います。
ただし、任天堂公式のプロコンで問題と言われているのは粉吹き問題。
コントローラーのスティックの軸の部分が削れて白い粉が噴出してくるというものです。
ただこちらはjoy-con(ジョイコン)のように操作に支障があるわけではありませんしあまり気にしなくて良いかもしれません。
実際、Nintendo64(ロクヨン)のコントローラーの3Dスティックのときから同じような症状はありますし、スティック型のコントローラー全般の問題と言えるでしょう。
あまりに激しくプレイする人はスティックが摩耗して物理的にホームポジションに戻らなくなることもありますが、ジョイコンが勝手に動きだす問題のように1年も経たずに故障するケースはまれでしょう。
価格が7,000円程度と高価なので、それを許容できる人であればプロコンの購入でよいかもしれません。
amazonなどで買える非公式のコントローラーは半額以下で購入できるため、私はそちらを購入しました。
amazonで買ったswitch(スイッチ)のコントローラー
私がamazonで購入したコントローラーはこちら。
通常3,200円(税込)のところamazonのサイバーマンデーセールで2,560円(税込)に割引されていました。
スイッチ対応のプロコン形のコントローラーはamazonや楽天など通販ショップなどで大量に出回っています。価格帯は通常が3、4,000円台でセール品が2、3,000円台といったところ。
前述のとおり任天堂の公式コントローラーが高い割に不具合多発で不評なため、このような対応コントローラーを多く人は使用しています。
今回買ったコントローラーについてレビューします。
switch(スイッチ)対応コントローラーのターボ機能
コントローラーのスティックやキーの配置は基本的に同じですが、異なるのは中央にTURBO(ターボ)ボタンが付いていること。
ターボボタンの使い方はTURBOと別のキーを同時押しするとそのキーにはターボ機能が付加され、キーを押している間は自動で連打されるようになります。
ターボをやめたいときはまたTURBOボタンとそのキーを押しなおせばOK。
ゲームによってはものすごく有利になったりするターボ機能ですが、私が買ったコントローラーのターボ機能は大したことありませんでした。
スプラトゥーンで使うならパブロとか筆系の武器が連打すると強いのですが、ターボ機能を使うより指で連打した方が速かったです。
これはコントローラーの種類によるので、特定のゲームでターボ機能を使いたいならそれに関するレビューが良いものを買った方が良いでしょう。
次の動画は実際にスプラトゥーンで連打機能を使ってパブロ(筆)を振っているところですが、手で連打した方が速い連打になっています。
switch(スイッチ)対応コントローラーのジャイロ機能
ジャイロとはコントローラーの傾きを検知するセンサーのことで、これを利用してコントローラーを傾けたり回したりすればゲーム内で視点変更が行えたりします。
このジャイロも上手く働かないと操作にかなり影響する大切な機能ですが、今回購入したコントローラーのジャイロは正常に働いていました。
switch(スイッチ)本体との接続(ペアリング)
今回買ったスイッチのコントローラーは無線式でしたが接続は簡単でした。
コントローラーのホームボタンを長押しするとペアリングモードになりLEDライト4灯が点滅し始めます。スイッチ側と接続されるとLEDが1灯のみ付いた状態に変わるため、その状態でコントローラーのLボタンとRボタンを押せば登録されます。
コントローラーの登録自体は何も問題ありませんでしたが、使っているとやや不便と感じることもありました。
joy-con(ジョイコン)の場合は常にswitch(スイッチ)本体と繋がった状態なので、使いたいときはLRボタンを押せばすぐに使えます。
でも対応コントローラーの場合はしばらく操作していないとペアリングが解除されてしまい、いちいちペアリングさせないといけないため、スマブラに途中参戦しようとしたときなど時間かかって少し面倒に感じました。
下の動画は実際にswitchとコントローラーのペアリングを行っている様子です。
その他joy-con(ジョイコン)と比べて違うこと
上で紹介した以外に感じたジョイコンとの違いは、スティックやボタンの操作感や振動。
対応コントローラーのほとんどはジョイコンやプロコンに比べてスティックが長い作りになっています。そのためスティックを回したりガチャガチャ操作するときは指をより大きく動かす必要がありますし、若干硬めの操作感なので、繊細な操作をする方は違いに慣れるまで大変かもしれません。
あと多くの対応コントローラーの場合、コントローラーのバイブが若干強いようです。これもやり込み派の人からすると気になるかもしれませんが、あまりゲームをしない人からすると「こんなものか」と気にならないかもしれません。
まぁいずれも慣れの問題であって、スイッチ対応コントローラーを中心に使い始めたら問題ない範囲かなと思います。
ただ個人的にちょっと気になったのはL2、R2ボタンの押し具合が異なること。
ジョイコンはボタンに遊びがほとんどないので押さえるとすぐにカチっとキー入力されます。しかし対応コントローラーはボタンに遊びが多く、結構深めにキーを押さえなければキー入力されません。
また、ボタンの押され方も全体が沈んでいくタイプではなく下側だけが倒れていってキー入力になる仕組みです。スマブラではガード・回避ボタンに当たり多用するボタンなので、操作感的にやや違和感というかもう少し何とかしてほしいように感じました。
ちなみに私が買ったコントローラーにあった初期不良はこのL2ボタンに関するものです。
switch対応コントローラーの初期不良の内容
先程説明したようにswitch対応コントローラーのL2ボタン、R2ボタンは深めに押し込まなければキー入力されません。
それは仕方がないのですが、私が買ったコントローラーのL2ボタンはめちゃくちゃ強めに押さえないと反応しませんでした。R2ボタンは普通に抑えるだけで反応していたのでこれと比べて明らかな不具合でした。
スマブラのガード・回避はL2ボタン派なので上手く避け操作ができず、サイバーマンデー中に買った『ガンズゴア&カノーリ』では手榴弾が投げられない状態。
スタートボタンとかなら何とかなりますが、ほとんどのゲームで操作が割り当てられるボタンなので普通に使うには無理がありました。
中の接点部分がズレているとかなんでしょうけど、わざわざ分解して壊すのも嫌だったので即効で最寄りのコンビニからamazonへ返品しました。
個人的におすすめしたいswitch(スイッチ)のコントローラー
前から買おうと思っていたswitchのコントローラーをamazonのセールで安く買えたと思ったのに初期不良品に遭遇。たまに不良品があるのは電子機器では仕方ないことですし、交換できるなら交換して使いたかったのですがこのコントローラーは返品しかできませんでした。
せっかくamazonのセール特価で購入したのに返品して買い直すと通常価格で買わなければならないため、貧乏性の私としてはこれはないなと思いました。
日替わりのタイムセールにもスイッチ用のコントローラーは出品されていますが、またセール品の中から評判のよさげなコントローラーを探していちいちチェックするのも面倒です。
そこで、別のタイプのコントローラーを買うことにしました。
今回のswitch対応コントローラー返品の件があって、個人的には任天堂さん本家のコントローラーが使いたいと思いました。
switch対応コントローラーも2日くらい使ってみて操作に問題はありませんでしたが、やはり任天堂さんが作るコントローラーの方が使いやすいと感じました。
64、ゲームキューブ、Wii、WiiU、switchと代々のゲーム機で遊んできましたが、最初は「なんだこの形」というコントローラーでも不思議と操作しやすく手に馴染むのが任天堂のコントローラーの良いところ。
ただswitchのコントローラーの場合値段が高すぎるのが問題です。大人数で遊ぶことを想定しているなら価格面ももう少し頑張ってもらえるとありがたいのですがね。
switchでゲームキューブのコントローラーを使う
プロコンを買い直すか悩みましたが、私が出した結論はゲームキューブコントローラーと接続アダプタの購入。
過去のコントローラーの中でも名品と言われるゲームキューブのコントローラーはWii、WiiUなど後継機でも接続可能で繰り返し使えるような仕様でしたが、switchでもスマブラの発売に伴ってアダプタが発売されて接続が可能になりました。(アダプタの仕様はWiiUと同じ)
私は当面『大乱闘スマッシュブラザーズ』をプレイできれば良いので操作性の良いコントローラーが欲しいことや、昔から販売されているものなのでコントローラー自体も安いという所に惹かれてゲームキューブコントローラーを買うことにしました。
購入金額は次のとおりで、switch対応コントローラーのセール特価にも負けない価格で収まりました。
- ゲームキューブコントローラーが1,118円
- switch用ゲームキューブコントローラー接続タップが1,300円
- 合計2,418円
amazonで探すなら『gamecube ゲームパッド』当たりのキーワードで探すと安いものが見つかります。
ゲームキューブコントローラーの接続タップはWiiUのときと同じ仕様なので、以前購入されている方は流用も可能です。旧機種でゲームキューブのコントローラーまでそろえていた人なら出費無しでそのまま流用できて便利ですね。
スマブラのためにコントローラーが欲しいという人には良い選択ではないでしょうか。
ちなみに私は既に購入は済ませましたが、海外の販売元だったため到着は年末年始あたりになりそうです。
switchでゲームキューブコントローラーを使うメリット・デメリット
ゲームキューブコントローラを使うに当たり良い点、悪い点について簡単にまとめてみました。
メリット
- 手持ちのゲームキューブコントローラー・接続タップが再利用できる
- コントローラーは中古の販売も多く、新品でも安い
- 上記2点より3個4個とコントローラーを揃えやすい
- joy-conやproコンと比べてキー配置が良い意味で微妙に異なりスマブラ等の操作がしやすい
- バッテリー切れがない
デメリット
- ジャイロ機能がないためジャイロ依存の高いスプラトゥーンなどでは操作に支障あり
- ホーム、撮影、L1ボタン等が無く、ボタン数が不足するためswitch用ソフトでは割当できない機能が出る
- ※↑操作自体は可能
- 接続タップ(USB接続)を使うため本体ドッグが必須
- 無線ではないためケーブルの取り回しが必要
ゲームキューブのコントローラーはニンテンドーswitch用のソフトをするにはジャイロやボタンの数が不足していてやや物足りないところもあります。
でもそういうソフトは1人プレイのものが多くジョイコンでプレイできれば十分という感じ。そもそもこれまで2人でできるゲームをジョイコンを分けてプレイしていたので、それに比べると十分良い環境になります。
大衆的には普通のswitch対応コントローラーを購入される方が汎用性があって良いと思いますが、スマブラを快適にプレイしたいという人はゲームキューブコントローラの追加購入も候補に入れてみると良いでしょう。
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